水素バスでクリーン発電 イベント・災害で威力発揮 プロバスケでSDGs
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バスから電気を供給する脱炭素へのアクションに迫った。
俳優の松平健さんのパフォーマンスで大いに盛り上がっている会場。
実は直前まで行われていたのが、プロバスケットボールチーム「アルバルク東京」のホームゲーム。
ハーフタイムのショーだけでなく試合も大いに盛り上がったが、会場の外にも多くの人が関心を寄せる場所が。
水素を使って電気を作る移動式の発電車「Moving e」だ。
バスの屋根と床下に19本の水素タンクを搭載し、それを酸素と化学反応させることで電気を生成。
CO2を一切出さず、排出されるのは水のみ。
イベントなどでの電気の供給や災害時での活用など、さまざまな形で環境にやさしいクリーンな電気を供給できる。
アルバルク東京・林邦彦社長「温暖化にスポーツとして取り組むというのは、大変重要なことだと。この発信力を生かして地球温暖化に向けた、エコに向けた発信をしていきたい」
これまでもチーム全体での勉強会やTikTokを活用した普及活動など、さまざまな形でSDGsに取り組んできたアルバルク東京。
今回、試合会場でファンに「Moving e」に触れてもらうことで、環境への関心をより深めてもらおうという。
このバスで作った電気は、バッテリーに充電するなど、小分けにして試合会場の中へ。
売店のドリンクを冷やす冷蔵庫や、自動で動くマスコットの電気に使うなど有効活用している。
そのほかにもドリンクのカップを回収するリサイクル活動や、試合中の選手のユニホームの背中に「カーボンニュートラルアクション」の文字を入れるなど、チーム一丸となってSDGsに取り組むアルバルク東京。
アルバルク東京・林邦彦社長「世界規模で見ると小さな取り組みかもしれないが、皆さんに知っていただいて、ほかの団体の皆さんもそういうところに追随していくような形で、一つの大きな取り組みになっていけるような、というふうに思っている」
(FNNプライムオンライン1月10日掲載。元記事はこちら)
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