迷いクジラきょうも淀川に 相次ぐ応援「よどちゃん!」
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大阪市の中心部を流れる淀川の河口付近に突如現れた、体長8メートルのクジラは、10日もそこにいた。
一夜明けたが、クジラの位置は9日とほとんど変わっていない。
発見から30時間以上。
迷いクジラは、今も淀川の河口付近で漂い続けている。
クジラは元気なのだろうか。
取材班は、安全な距離を確保したうえで、海上からクジラを撮影した。
9日から沖に100メートルほど移動したクジラ。
10日にいたのは、水深2メートルほどの浅瀬。
現場で確認したところ、30秒に1回ほどの頻度で潮を吹いていた。
SNS上では早くも、発見された淀川にちなんで「よどちゃん」と呼ばれ始めている。
そのよどちゃんをひと目見ようと、近くのパーキングエリアには多くの人が集まっていた。
見物人「めっちゃでかかったよな!」、「海に返ってほしい」、「ほとんど姿が見えなくて、弱ってるのかな...」
普段は、深海にいることが多い「マッコウクジラ」の可能性が高いという迷いクジラ。
クジラ博士こと東京海洋大学の加藤秀弘名誉教授は、「クジラの様子から決して弱っているのではない」と指摘した。
加藤名誉教授「1頭だけはぐれて迷ったという感じ。方向性を見失ったのでしょう」
加藤名誉教授は、このクジラについて、室戸岬にいた群れからはぐれ、大阪湾の奥にまで迷い込んでしまったのではないかと推測。
もし、このまま外洋に戻れなかった場合、深海にいるイカなどを餌とするマッコウクジラは生きていけるのだろうか。
加藤名誉教授「(クジラは)食べだめがきく。皮下脂肪・内臓脂肪にどんどんためる。2カ月くらいは、エサがなくなっても生存しているのでは」
(FNNプライムオンライン1月10日掲載。元記事はこちら)
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