中国がビザ中断「ひどいです」 春節を前に大移動に待った? 治療薬で“安全”アピールも

国際・海外


100人以上の生徒が学ぶ、東京・池袋の中国語学校。
ここでは留学の支援も行っている。

日本から中国に渡航するビザの発給が突如停止され、影響が広がっている。

イーチャイナアカデミー池袋校・市川洋介校長「中国に留学に行きたいために勉強をされている方が多いので、中国へのビザはどうなっていますか、というお問い合わせを受けております」

実際、2月から中国に向かう予定の生徒が足止めされているという。

イーチャイナアカデミー池袋校・市川洋介校長「日中の往来がなくなると困る部分が多いので、そこは、なんとかしてほしいなと思う」

中国へのビザ申請を行う場所でも、混乱が広がっている。

訪れた人によると、現在、ビザの受け取りは可能ということだが、新たな申請は停止されているという。

出張のため申請に来た人「おとといくらいに来ようと思っていたが、申請書に手間取ってしまって、間に合わなかった」

ある女性は、1年前に亡くなった母親の墓参りを希望する中国出身の日本人。
ビザ発給停止のニュースを見て、申請に訪れたという。

里帰りを希望する中国出身の日本人「(申請どうだった?)やっぱりダメだった。悲しいし、困っています。(中国の政策は)ひどいです」

今回の措置は、日本が新型コロナの水際対策を強化したことへの対抗措置とみられている。

松野官房長官は11日、中国のビザ発給停止は「極めて遺憾」と述べた。

日本人へのビザ発給停止について、中国のネットユーザーから「おもしろい ざまあみろ」、「(中国政府は)よくやったね」、「外交はけんかじゃない」などと、さまざまな声が上がっている。

その中国では、まもなく始まる旧正月・春節に向けた準備が各地で始まっている。

北京市にある伝統的な市場では、春節の準備のために、多くの人が買い物をしに来ている。

コロナ禍前のにぎわいが戻り、北京市民から笑みもこぼれる。

北京市民「政策が緩和されるまで緊張して過ごしてきたけど、今はリラックスできるようになりました」、「人が前より多くなったよ。みんなコロナにかかってから治りましたからね。ハッハッハッハ」

こうした中、中国産のコロナ治療薬を生産する様子が10日に公開された。

SNSなどで、「ゼロコロナ」後の混乱が伝えられる中、中国当局による対外的なアピールにも見える。

一方、春節の時期に地方に出かけないための、ある作戦が進行しているという。

中国共産党系メディアによると、上海政府は、デリバリーの配達員が春節期間中に移動せずに現地にとどまった場合、1人1日あたり3,000円の補助金を出すと発表。

ゼロコロナ後の人の移動が、今後の焦点になるとみられる。

(FNNプライムオンライン1月11日掲載。元記事はこちら

https://www.fnn.jp/

[© Fuji News Network, Inc. All rights reserved.]

FNNニュース アジア