節約ポイントは“優先順位” 2023年も止まらぬ値上げの波 会計前に“買い物かごの中”の見直しを【新潟発】

経済・ビジネス 暮らし

2023年も値上げの波が押し寄せる中、家庭では、どのような工夫ができるのか…。専門家は「買い物での優先順位」がポイントだと指摘している。

止まらない値上げの波…

新潟県長岡市出身の節約アドバイザー丸山晴美さんは、「値上げの背景は非常に複雑だ」と話す。

節約アドバイザー 丸山晴美さん
節約アドバイザー 丸山晴美さん

節約アドバイザー 丸山晴美さん:
円安であったり、資源価格が上昇していたり、穀物価格が上昇していたり…。そういったものが、トータルでどんどん上積みされていって、現状の値上げになっている


物価高の要因となっていた円安だが、日本銀行の黒田総裁が実質的な利上げを表明したことで、円相場は年明けに1ドル129円台をつけるなど円高が進んだ。

しかし、「値上げの波は止まらない」と丸山さんは指摘する。

節約アドバイザー 丸山晴美さん:
確かに150円台に比べると、130円台は円高になっていると考えることができるが、エネルギーや先物は4カ月~半年後に影響が出る。年内上半期にすぐ20円変わったからといって、大きな影響は出てこない

値上げの波は止まらず…
値上げの波は止まらず…

また、「一度値上げをした商品は値下がることはない」と話す。

節約アドバイザー 丸山晴美さん:
130円もまだ円安。そこまで企業努力で価格が抑えられているので、130円になったからといって安くなるとは考えにくい


こうした中、値上げの波は2023年も止まりそうにない。

帝国データバンクによると、2023年1月から4月までに値上げが決まっている食品はすでに7000品目を超えていて、2022年の同じ時期の1.5倍以上となっている。


「コメ」「プライベートブランド」を活用

小麦や油、また、それらを使った冷凍食品・加工品などの値上げが予定される中、丸山さんが勧めるのは、まだ生産コストの増加分を販売価格に転嫁できていない「コメ」の活用だ。

節約アドバイザー 丸山晴美さん:
コメを中心とした自炊をすること。できあいのものを買うのではなく、地場で採れた野菜なども活用して、自炊をすることがポイント


一方、値段が据え置かれる傾向にあるのが…

節約アドバイザー 丸山晴美さん:
ナショナルブランド・メーカー品は値上げ傾向だが、プライベートブランドは比較的値段が抑えられている状況なので、調味料類などはプライベートブランドを活用するといいと思う


また、非常食にもなる缶詰類を値上げ前にストックしておくことは有効だという。

家電は「買い替え」検討も

電気代の高騰に対しては、節電の意識を高めることに加えて…。

節約アドバイザー 丸山晴美さん:
古い家電を使っている方は、買い替えも視野に入れていただきたい


丸山さんは、省エネ家電への買い替えを勧める一方で、「家電製品も値上がりしている今は、買い替えの優先順位が重要」と話す。


節約アドバイザー 丸山晴美さん:
優先順位としてはエアコン・冷蔵庫・照明。このあたりで使用時間が長いもの、そして、電気代がかさみがちな家電から買い替える。エアコンであれば、一番使用頻度の高いリビングに設置しているものから考えると節電につながる


買い物は「優先順位」を考える

そして、日々の買い物でも意識したいのが「優先順位」だ。


節約アドバイザー 丸山晴美さん:
野菜・お肉、材料から買っていく。それで余った予算で、加工されたもの・お菓子・お酒・嗜好品類を買っていく。優先順位を考えること。また、会計の前に一度、買い物かごの中を見直して、いらないものが入っていないか、二重に購入していないかをチェックする。無駄のない買い物を日々心がけることがすごく大事


2023年は、一回一回の買い物で「より考える」ことが必要となりそうだ。

(NST新潟総合テレビ)

(FNNプライムオンライン1月12日掲載。元記事はこちら

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