淀川河口の“迷いクジラ”死ぬ 発見から5日目に... 死骸にガスたまり爆発の可能性も
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大阪の淀川河口近くにとどまっていた「迷いクジラ」について、大阪市は13日、専門家と行った調査で、死んだことを確認した。
マッコウクジラとみられるクジラが淀川に現れたのは、成人の日だった9日。
淀川にちなんで「よどちゃん」とも呼ばれ、その姿をひと目見ようと、近くのパーキングエリアには、多くの人が集まった。
しかし、11日夕方からは、尾びれを動かしたり、潮を吹いたりする様子が見られなくなったという。
国立科学博物館の田島木綿子研究主幹は、塩分の薄い川の河口付近に長時間いたことで衰弱した可能性があるとしている。
国立科学博物館 田島研究主幹「いわゆる汽水域になるはず。海水と真水が混じる。真水が体に触れてしまうと、皮膚がぶよぶよになってしまう」
さらに、迷い込んできた当初から、異変を抱えていた可能性についても指摘した。
国立科学博物館 田島研究主幹「(発見当初から)横倒しのままだったという情報もうかがっているので、迷い込んできた時点で、何か姿勢制御できない原因があったか」
大阪市では今後、死骸の処理方法について検討するとしている。
処理にあたる際には、注意が必要だという。
国立科学博物館 田島研究主幹「ガスがたまっていくと、体中がパンパンになって、海外では爆発してしまったという事例も見たことがある」
田島氏は、死骸を陸に揚げて、死因などを調査すべきだとしている。
そのクジラの大きさについて、大阪市は、これまでの8メートルから、推定15メートルに変更した。
(FNNプライムオンライン1月13日掲載。元記事はこちら)
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