山上容疑者が殺人などの罪で起訴 拘置所では英検1級の参考書や自分の“事件記事”を読む 【大阪発】

社会

安倍元首相の銃撃事件で逮捕された山上徹也容疑者(42)の刑事責任能力を調べる鑑定留置が10日終わり、身柄が奈良西警察署に移された。13日に殺人罪などで起訴された。

「鑑定留置」が終了 身柄がふたたび奈良西署へ

大野雄斗記者リポート 奈良西警察署:
午後3時11分です。山上容疑者を乗せた車が奈良西署に入りました。鑑定留置が終わり169日ぶりに報道陣の前に姿を見せました

 

 

鑑定留置が終わり、10日午後、大阪拘置所から奈良西警察署に身柄が移送された山上徹也容疑者(42)。


山上容疑者は去年7月、奈良市の近鉄・大和西大寺駅前で参議院選挙の応援演説中だった安倍晋三元首相を銃撃し、殺害した疑いが持たれている。


山上容疑者の供述より:
母親が団体にのめり込み多額の借金をして破産し、家庭がめちゃくちゃになった。安倍元総理とつながりがあると思い犯行に及んだ


逮捕後、山上容疑者は母親が入信している世界平和統一家庭連合=旧統一教会に恨みを持っていたと供述。これをきっかけに、国会議員と旧統一教会との関係が明らかになった。


さらに宗教2世が被害を訴えたことがいわゆる「救済法」の成立につながるなど、さまざまな問題が浮き彫りになった。


一方、今回の犯行では、恨みの対象は教団だったにもかかわらず安倍元首相を殺害。


奈良地方検察庁は犯行当時の山上容疑者に刑事責任能力があったかどうかを調べるため、170日の鑑定留置を実施した結果、責任能力があったと判断しました。拘留期限となる1月13日に、山上容疑者を殺人と銃刀法違反の罪で起訴された。

拘置所内での山上容疑者の様子は?


大野雄斗記者リポート 奈良西警察署:
山上容疑者の身柄は現在こちらの奈良西警察署にあります。午後3時10分ごろ、淡々とした表情で入っていきました。山上容疑者の刑事責任能力の有無を調べるための鑑定留置は170日間に及び、捜査関係者も「これまでに経験したことのない長さ」だと話していました


(Q.その間に山上容疑者は、拘置所でどのように過ごしていたのでしょうか?)
大野雄斗記者リポート 奈良西警察署:
親族に話を聞いたところ、山上容疑者は親族と面会や手紙のやりとりをしたり、英検1級など資格取得の参考書を読んだりして過ごしていたということです。


大野雄斗記者リポート 奈良西警察署:
また、弁護士によると、自分で新聞や週刊誌を購入して自分の事件の記事を読んでいたということです。山上容疑者のもとには、全国から衣服や菓子などの食料が大量に届いていて、その一部は山上容疑者の意向で児童養護施設などに寄付されているということです。このほか、現金の差し入れも多く、既に100万円以上が集まっているということです


 

大野雄斗記者リポート 奈良西警察署:
このほか、家宅捜索で見つかった自作の銃の鑑定も進められていて、山上容疑者も「旧統一教会の関連施設が入るビルで自作の銃の試し撃ちをした」と話していることなどから警察は、武器等製造法違反などの疑いでも、さらなる立件を検討しているということです。 


(関西テレビ「報道ランナー」2023年1月10日放送)

(FNNプライムオンライン1月15日掲載。元記事はこちら

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