米の消費量が減少…精米店が生き残りをかけてコメにあう「おかず」を紹介【石川発】

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石川県野々市市に100年以上続く精米店がある。この店が、「ごはん」にあうおかずの通信販売を始めたと言う。なぜお米やさんがおかずを販売するのかその理由を調べてみた。

老舗「精米店」が始めた攻めの一手

秋末械人アナウンサー:
これですね、米屋のおかず。お魚、お肉、野菜いろんなごはんのおかずがありますね。



2022年12月にこのサイトを立ち上げたのは、石川県野々市市で150年ほど続く精米店、その名も「米屋」。これまで外食産業向けに、米の卸売りをしてきたと言う。



この店では、2021年、本社の改装に合わせ、初めて個人の消費者に向けた小売りを始めた。


約20種類の米が量り売りされているほか、カレー用や弁当用など用途に合わせた米を選ぶことができる。



そして、もう一つの特徴が…


秋末アナ:
たくさんのおかずが並んでますが、こちらお米屋さんですよね?
米屋 魚住雅通(うおずみまさみち)社長:
我々はお米を通じて健康で豊かな食卓をお届けするという使命を持ってます。お米が美味しくなるごはんのお供を揃えてそれを食卓に並べて、よりお米の美味しさを感じていただく。


秋末アナ:
どうしておかずの通販サイトを始めたんですか?
魚住社長:
店頭に来ていただいて喜んでくださるお客さんがたくさんいらっしゃったので、そうやって喜んでくださる方をもっともっと増やしたい、たくさんの方に届けたいということでオンラインストアを立ち上げました。



購入できるおかずは、北は北海道、南は四国までの約80種類。魚住社長がどれも自信を持って選んだ一品だ。



魚住社長のおすすめがこの2つ。


1つが石川県の能登町宇出津で職人が1枚1枚手で昆布を削る大脇昆布の「おぼろ昆布」だ。



秋末アナ:
フワッとした昆布が口の中で一気にとろっとなりますよ。これは手削りじゃないと出ない味ですよ。



続いては新潟の老舗、小川屋の「紅さけ荒ほぐし」。



秋末アナ:
肉汁が出てくるような感じ鮭の旨味が本当に濃いです。



なぜ、おかずの販売を始めたのだろうか?


魚住社長:
コメの消費量は残念ながら減り続けています。


実際に、コメの消費量は、1人当たり年間、約60キロと60年前と比べて半分近くになっている。


魚住社長:
米屋としてはすごくさみしいですよね。ただそれを悲観的に捉えるのではなくて、どうしたらお米を食べてもらえるかを考えるのが私たちの仕事だと思っています。

おいしいおかずがあれば、ご飯は何杯でもいけるはず!老舗の米屋さんの切実な願いだ。


秋末アナ:
米の種類も多くカレー専用、お寿司専用などのお米もあって、それぞれの用途で食べ比べもやってみたいと思いました。


日本人の食習慣の変化でコメの消費量が落ち込む中、まさに生き残りをかけたアイデア。「米屋」は元々は卸売り専門だったため、コロナ禍で外食産業からの受注が落ち込み苦しい時期でもあった。


魚住社長は今後、実際の店舗も構えて米のおいしさを広げていきたいと話している。攻めの一手に今後も注目だ。


(石川テレビ)

(FNNプライムオンライン1月16日掲載。元記事はこちら

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