少子化対策「国が遅いだけ」小池都知事が苦言 専門家「30年遅い。国民全体の合意も」と指摘

政治・外交

第2子の保育料を無償化する方針を示している東京都の小池知事は13日、少子化対策について、「国が遅い」と苦言を呈した。

独自の子育て支援策 小池都知事「国が遅いだけ」

13日午後の会見で、国より早く少子化対策をする狙いがあったかどうかを問われると、小池知事は「そうではなくて国が遅いだけの話です。東京都としてなすべきことをいち早く、また都民の皆さんの共感を得ながら進めていくことが重要だと思っています」と述べた。


その上で、「国民にささる そういう政策を掲げ かつ速やかに実行することが必要だ」と強調した。

小池都知事が打ち出した子育て支援策は、以下だ。


【18歳以下】
・2024年1月~ 月額5000円
・所得制限なし
・1年間分にあたる6万円を現金で一括給付

【第2子(0~2歳)】
・2023年10月~ 保育料無償化
・対象:約5万人

専門家「30年遅い。国民の総意も必要」と指摘

少子化対策は待ったなしの状況だが、「イット!」では教育学者で明治大学教授の齋藤孝さんに話を聞いた。

宮司愛海 キャスター:
東京都が国に先駆けて取り組むことに対してはいかがですか?


教育学者・齋藤孝 明治大学教授:
こういうリーダーになるところは絶対に必要。国は国でやる、でもそれよりもっと早く必要、という意味では小池都知事のスピード感のある対応はいいと思う。
これは正直言って30年遅い。こうなることは30年前からわかっていたことだから、やれることはすべてやっていく。国民全体の総意として、この少子化問題に取り組むんだ、という国民全体の合意も必要

宮司愛海 キャスター:
この動きが、東京都から広がっていくかというところですね。

榎並大二郎 キャスター:
本当に大きな話だと思います。私には1歳の息子がいますが、あとは受け皿の保育園や一時預かりがもっと充実していけば、柔軟に子育てができるようになり、生みやすさ・育てやすさにつながっていくのではないかと思います。

宮司愛海 キャスター:
0~2歳の(保育園の)枠を確保できるのかというのと同時に、保育士の皆さんの待遇をどのように改善していくかというのも大事ですよね?


教育学者・齋藤孝 明治大学教授:
待遇改善も重要ですし、区でも子育て支援が整っているところにどんどん、皆さん引っ越していくんですよね。そういう意味では、うまくいっている地域を検証していく、というのも大事。

宮司愛海 キャスター:
取り組みとしてはとても前向きに捉えたいですが、理想論ではなく、身の伴ったものであって欲しいですし、一時的ではなく、子供の成長に合わせて併走する仕組み作りを都に求めたいと思います。

(「イット!」2023年1月13日放送より)

(FNNプライムオンライン1月16日掲載。元記事はこちら

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