インフルエンザが3年ぶり「流行入り」 コロナ患者の人数上回った医療機関も【愛知発】

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コロナ禍で下火だったインフルエンザが、2020年以来3年ぶりに「流行入り」している。医療機関によってはコロナを上回る数の患者が確認されるようになる中、インフルエンザ拡大への備えも進められている。

薬局では“コロナ・インフル同時検査キット”も用意

リポート:
診察開始からまだ30分ほどしか経っていませんが、駐車場を見てみるとほぼ全て埋まっています

名古屋市の瑞穂区休日急病診療所には2023年に入り、多い日は1日に90人ほどの患者が訪れるようになっていて、1月15日も発熱やのどの痛みを訴える人が建物の外で検査を受けていた。


15日に訪れた患者は52人。これまでの中心だった新型コロナ患者は15人だったが、それを上回ったのがインフルエンザ患者で、19人が陽性と判定された。

瑞穂区休日急病診療所の所長:
去年(2022年)とか一昨年は、シーズンで休日診療所では1人か2人出るかどうかっていう感じでしたので、今年(2023年)の増え方はちょっと想定していなかった

医師も「想定外」と話す、3年ぶりのインフルエンザ流行だ。厚生労働省によると、1月8日までの1週間に全国の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、一医療機関あたり4.73人と、前の週の2倍以上に増加している。


都道府県別でみると、1月1日までの1週間では、まだ流行入りの目安となる「1.0人」に達していない県もあったが、次の1週間で山形県を除く46都道府県で流行入りした。九州地方など、インフルエンザが猛威をふるっている地域もある。


診療所の医師は「制限のない年末年始」で、マスクを外して行動した人が増えたことが一因ではないかと推測する。

瑞穂区休日急病診療所の所長:
インフルエンザに関しては、かなりマスクは効果があるのではないかなと思っています。しっかりと感染対策をできる範囲でいいのでやっていただけるとありがたいなと思います

名古屋の薬局では、インフルエンザの流行を見据えた備えが進んでいた。

大島薬局の管理薬剤師:
こちらがコロナとインフルエンザ、同時に検査できる検査キットになります

新型コロナとインフルエンザの「同時検査キット」。鼻の穴2cmほどの場所から検体を採取し、1度の検査でコロナとインフルエンザ両方の感染の有無を調べることができる。

2022年11月に一般向けの販売が解禁されていたが、インフルエンザの患者が増え始めたことから、2023年になって仕入れたと言う。

店頭の目立つところにはインフルエンザ流行を見据えた準備グッズも用意されている。


大島薬局の管理薬剤師:
家で消毒とか、熱さまシートですね。体を温める、免疫力をアップさせるためのものとか、栄養ドリンクとかも準備しておいてもらった方がいいかなと思って置いてあります

3年ぶりとなるインフルエンザの流行入りだが、コロナ禍で習得した基本的な感染対策がカギとなる。

大島薬局の管理薬剤師:
手洗い・うがい・マスクですね、特に症状がある方のマスクが一番有効的だと思いますので、そちらを徹底していただけたらいいと思います

(東海テレビ)

(FNNプライムオンライン1月17日掲載。元記事はこちら

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