中国総人口 61年ぶり減少 コロナも影響? SNSで議論「次の1年はもっとマイナス」
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狭い路地にひしめきあう、人、人、さらに人。
17日に撮影されたマカオの繁華街の映像。
道路を埋め尽くす人の大半は、旅行中の中国人。
マカオは、タイなどと並び、春節での人気の旅行先。
マカオ名物の1つ、カレーおでんを売る店には、すでに多くの中国人が大挙していた。
カレーおでんを売る店・店主「3年間耐えて、やっとこんなにいっぱい人が戻ってきた。よかった、へへへ」
カジノがあることも、中国人に人気の理由だという。
「ゼロコロナ」明けの春節で、羽を伸ばす中国人の姿があちこちで目につく中...。
FNNの取材班が17日に向かったのは、湖北省武漢。
かつて新型コロナウイルスの震源地ともいわれた街。
3年前は突如、駅が封鎖されるなど、ロックダウン。
2年前は、ある程度人出が戻りつつも、駅の往来には、厳重なチェックが必要だった。
しかし17日は、人々が駅を自由に行き交う様子が見られた。
これから帰省するのだろうか、キャリーバッグの上に大きな荷物を載せる人の姿もあった。
武漢市民「今は規制がほぼなくなり、コロナ前に戻ったようです」、「新しいコロナ株が入ってきて心配です。マスクを着けたり、免疫をつけて防ぐしかありません」
新たな変異株の流入を心配する人がいる一方、ノーマスクの人も見受けられた。
すぐ隣に人がいる状況で、食事をする人も。
こうした中、17日に中国の国家統計局は、2022年末の中国の総人口が2021年と比べて、およそ85万人減ったと発表した。
中国の人口が減少するのは、1961年以来、61年ぶり。
この人口減少について、一部では、少子化に加え、コロナ禍による影響も指摘されている。
男性「若者にとっては仕事のストレスもあるのに、子どもを育てるのは大変です」
一方、中国のSNSには「(国民を)まともに人間扱いしてないから当たり前よ」、「コロナ政策が緩和されたので、次の1年間はもっと(人口が)マイナスになる」などの批判的な書き込みもあった。
中国のゼロコロナ終了がもたらす影響に、今後も注目が集まるとみられる。
(FNNプライムオンライン1月17日掲載。元記事はこちら)
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