戦火を逃れ沖縄へ 異国の地で新年を迎えたウクライナからの避難者の願い【沖縄発】

社会

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まってから2023年2月で1年となる。
戦火を逃れようと沖縄に避難してきたウクライナ人はこれまでに23人。
いつ故郷に帰れるか分からない中異国の地で新たな年を迎えることとなった人たちが今願うことは。

「支えてくれてありがとう心から感謝」

ツビリューク・ナディーヤさん:
おはようございます。明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします!


ウクライナ西部のザカルパッチャ州から沖縄にやってきたツビリューク・ナディーヤさん。
家族とともにうるま市で暮らしている。


ツビリューク・ナディーヤさん:
いつも支えてくださり本当にありがとうございます。日々私たちと一緒に笑い、祈り、ときには泣いてくださって心から感謝しています


ナディーヤさんと家族は沖縄で新年を迎え元日のこの日はうるま市の教会で礼拝に参加した。


「家族が一緒にいられることが嬉しい」

2022年4月からこの教会が運営する保育園で英語の教師として働くナディーヤさん。


2022年5月に母のコマハ・ルドミラさん、妹のマリチカさん、弟のマシューさんの3人がナディーヤさんを頼ってウクライナから沖縄に避難。

2022年7月には父のボロディミルさんと祖父のドミトゥロさんも来ることができ家族みんなで暮らせるようになった。

母のコマハ・ルドミラさん:
何よりも家族みんなが一緒にいられることが嬉しい。特に沖縄の教会の友人からはたくさん支えてもらっているので本当に感謝しています


一日も早く祖国に平和が訪れること

無事に家族で新しい年を迎えられたことに安堵する一方、今も戦火に晒される祖国を思うと心中穏やかではいられない。

母のコマハ・ルドミラさん:
ウクライナにいる親戚のことをとても心配しています。ウクライナに核兵器が落とされないかとても不安です

ツビリューク・ナディーヤさん:
沖縄の空を飛んでいる戦闘機やヘリコプターの大きな騒音を聞くと、ときどき心が落ち着かないときがあります。ウクライナと重ねてしまいます


ロシアの軍事侵攻が始まって2023年2月で1年。
年末年始も戦闘が続き無辜の市民に火の粉が降りかかっている。

母のコマハ・ルドミラさん:
自分の親戚や友人が誰一人失われないことを心から願っています


父のボロディミルさん:
まずはもちろんウクライナの戦争が終わることを願っています。同時に沖縄や日本の平和をいつも祈っています。日本は過去に核兵器や戦争を経験した国ですので、この世界で二度とそのようなことがないように祈りながら新年を過ごしたいと思っています


ツビリューク・ナディーヤさん:
彼(弟のマシューさん)は今年の願いを言いたくないって。言ってしまったら叶わないかもしれないから。秘密って。


妹のマリチカさん:
私の一番の願いは、ウクライナの戦争が終わって、ウクライナも日本も平和であることです


ツビリューク・ナディーヤさん:
新年が私にとって、家族にとって、そしてウクライナにとって喜ばしい一年になることを期待しています


異国の地で新年を迎えた避難者たちは戦争が一日も早く終わり祖国に平和が訪れることを祈り続けている。

(FNNプライムオンライン1月18日掲載。元記事はこちら

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