子どもの服薬を助ける「ねるねるねるね」が登場…苦い薬が飲みやすくなる 反響をクラシエフーズに聞いた

暮らし

粉に水を混ぜると色が変わってふくらむ「ねるねるねるね」。クラシエフーズがこのお菓子をもとに、薬が苦手な子どもの服用を助ける商品を開発した。

それが「おくすりパクッとねるねる」。メロンソーダ味、イチゴ味の“ねるねる”が作れて、これに薬を混ぜたり包んで食べることで、薬の効果は損なわずに苦味を抑えるというものだ。

「おくすりパクッとねるねる」(クラシエフーズの資料より引用)
「おくすりパクッとねるねる」(クラシエフーズの資料より引用)

対象年齢は1歳以上で、薬の種類は散剤(粉薬)、顆粒剤に対応している。商品にはアレルギー物質を使用しておらず、お菓子感覚で服薬補助ができるという。※アレルギー表示義務・推奨の28品目不使用

子どもの服薬を助ける(クラシエフーズの資料より引用)
子どもの服薬を助ける(クラシエフーズの資料より引用)

商品にはトレーとスプーンが1個ずつ、ねるねるのもと6袋(メロンソーダ味、イチゴ味が3袋ずつ)が同封されており、6回分使用できる。店頭の参考価格は486円で、2022年12月13日から、全国のツルハグループの店舗などで数量限定でテスト販売しているという。

ふわふわ触感が苦味をオブラートする

薬を飲むときに子どもに馴染みのある「ねるねるねるね」を使えるというアイデアに、クラシエフーズがTwitterの公式アカウントで発売を告知すると、「なにこれすごい!天才!」「見つけたら買い置きします」といった反応が集まった。
なぜ“ねるねる”で服薬を補助しようと思ったのだろう。クラシエフーズの担当者に聞いた。

――おくすりパクッとねるねるを開発したきっかけを教えて。

お医者様から「子どもにお薬を飲ませる際にねるねるねるねを使用している」という声をいただいたことがきっかけです。お子様が苦手な薬の服用を笑顔で前向きにできないか、知育菓子の持つ楽しさ、美味しさが保護者の悩み解決に少しでも役立つことを願い、開発しました。

実際の商品の内容がこちら(編集部撮影)
実際の商品の内容がこちら(編集部撮影)

――お菓子の中でもねるねるに注目したのはなぜ?

弊社が展開している知育菓子ブランドの中でも、ねるねるねるねは販売期間が長く、認知・知名度が高いこと。加えて、(ねるねるが)ふくらんだ状態のふわふわ食感が、薬の苦味をオブラートするという品質設計と相性が良かったことも理由になります。

従来のねるねるねるねとの違いは?

――薬の服用を補助するとのことだが、従来の商品とはどう違う?

薬との飲み合わせを考慮して、酸味を極力落としています。卵白も不使用であり、アレルゲン不使用として多くのお子様にご使用いただける設計にしております。服薬の補助を目的としているため、少量化して6回分使えるようにもしています。

また、従来の商品は「1ばんのこな」「2ばんのこな」を混ぜて作る仕様でしたが、服薬のたびに作るのは手間がかかるとも思い、「ねるねるのもと」1袋だけで作る仕様にしています。

一つの粉だけで作れるようになっている(編集部撮影)
一つの粉だけで作れるようになっている(編集部撮影)

――開発でこだわったところは?

一番はお客様に安心して使用していただける品質設計の部分です。薬剤師の先生方をはじめとした、さまざまな方々のアドバイスやご協力をいただきながら、服用時に薬の効果を阻害しないことを確認する試験を行い、問題のない設計としました。
 

――テスト販売をしたのはなぜ?店舗ではどこに置かれる?

弊社としては、本カテゴリーは初めての参入であり、需要性の見極め、実際の商品評価を市場で行いたかったためです。置かれるのはお菓子売り場ではなく、服薬補助食品売り場になります。

実際に“ねるねる”するとこうなる(編集部撮影)
実際に“ねるねる”するとこうなる(編集部撮影)

――どんな状況での活用を想定している?

お子様への処方が多い、粉薬全般への使用を想定しています。苦味を抑えるだけでなく、ねるねるに混ぜるというお子様自身でもできる簡単な動作であることや、粉薬を苦手とする原因のひとつである“粉薬が口の中で拡散すること”を防ぎ、服用しやすくなることも本品の特徴です。お子様の服薬にお困りの方の、新たな選択肢の一つになればいいと思います。
 

「自分で作って、楽しんで喜んでお薬を飲んでくれた」

――購入者からはどんな反響が届いている?

少しずつですがお声が届いております。お子様の服薬に悩みがある保護者の方が、お子様が「ねるねるねるね」が好きだから購入いただいた方が多く、「お菓子と同じように自分で作って、楽しんで喜んでお薬を飲んでくれた」というありがたいお声をいただいております。
 

――子ども向けの商品だが、大人は使える

大人がご使用いただく分にも問題はありません。ただし、1回分(1袋)を小児の用量を想定した量に設計しているため、大人の用量では(薬の苦味などを)マスキングしきれない場合もあります。その場合は一度に2包使うなどの工夫をしていただければと思います。

取り扱い店舗一覧(クラシエフーズの資料より引用)
取り扱い店舗一覧(クラシエフーズの資料より引用)

作るのも楽しいので、薬が苦手な子どもを助ける存在になりそうだ。ツルハグループでも店舗によって取り扱いしていない場合もあるというので、欲しい時は店員に聞いてもいいかもしれない。

(FNNプライムオンライン1月18日掲載。元記事はこちら

https://www.fnn.jp/

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