“迷いクジラ”全長16メートル クレーンで引き上げ...体重38トン あす沖で海に沈める予定
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ゆっくりとクレーンで引き上げられる、迷いクジラの「よどちゃん」。
18日、専門家による調査が行われた。
全長およそ16メートル・体重38トン、オスのマッコウクジラだということがわかった。
付近には、よどちゃんの姿をひと目見ようと、多くの人が集まり、最後の別れを惜しんでいた。
見物客「なんでこんなところに来たんだろうね、かわいそうに...」、「まさかクジラが来ることもないし、貴重な体験なので、最後にどうしても別れたいって...」、「淀川に来てくれてありがとう」
9日、大阪湾の淀川河口付近で見つかった、体長およそ15メートルのマッコウクジラ。
しかし、4日後に死んでいるのが確認され、大阪市は沖合に沈めることを決定。
淀川の河川敷から船で運び始め、約3時間半後、船にクジラが載せられた。
18日はクジラを作業船にまで運び、体内にたまったガスを抜く作業が行われた。
この作業について、専門家は...。
東京海洋大学・加藤秀弘名誉教授「おなかの中にガスがたまって破裂することが、ごくまれにあるんです。かなりの勢いで破裂します」
爆発のリスクを回避するためには、必要な作業だという。
その後、歯を採取するなど、専門家による学術調査が行われた。
今後、どのような作業が行われるのか。
東京海洋大学・加藤名誉教授「コンクリートの塊をつけて、海に沈めるということになります。(体長)15メートル弱で40トンぐらいでしたら、それに見合う重りをつける」
クジラを沈めるには、大がかりな作業になるという。
クジラは19日、紀伊水道沖まで運ばれ、海に沈められる予定。
(FNNプライムオンライン1月18日掲載。元記事はこちら)
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