今冬の雪による死傷者は100人に 除雪中の事故相次ぐ… 専門家「安全対策は義務」【新潟発】

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気を付けたい除雪作業中の事故。転落などの危険性がある雪下ろしについての注意点を専門家に聞いた。

相次ぐ除雪中の事故… 防ぐための注意点は

新潟県湯沢町では1月8日、屋根の雪下ろし中に転落し、50歳の男性が死亡。雪による今シーズンの死傷者は99人にのぼっている。(1月13日現在)

1月8日 湯沢町で死亡事故
1月8日 湯沢町で死亡事故

長岡技術科学大学 雪氷工学研究室 上村靖司 教授:
雪下ろしは高所作業。安全対策は一般の方であろうと、法律違反にはならないとしても、「義務」だと思ってほしい

安全対策は「義務」
安全対策は「義務」

屋根の雪下ろしにおける安全対策を強く訴えるのは、長岡技術科学大学・雪氷工学研究室の上村靖司教授。

雪下ろしをする際は「ヘルメット」や「命綱」などの装備を
雪下ろしをする際は「ヘルメット」や「命綱」などの装備を

事故を起こさないためには、ヘルメットや命綱などの装備が大切となるが、上村教授は命綱をつなぐための「アンカーの設置」が何よりも重要としている。


長岡技科大 雪氷工学研究室 上村靖司 教授:
「命綱をつけてください」というメッセージだけでは、ほとんど意味がない。体につける安全帯・ロープ、ここまでは一般の方でも入手できると思うが、屋根にロープを結ぶ場所がない。まだまだ安全対策を取ることができない住宅がほとんど


また、おろした雪は建物の入り口など通路を確保する必要がある部分以外は残しておくと、万が一、屋根から転落した場合に雪が衝撃を吸収してくれるほか、落下距離も縮まる。


一方、気温の上昇が予想されている今後、雪下ろしの作業は足下がすくわれやすくなり、非常に危険だと言う。


長岡技科大 雪氷工学研究室 上村靖司 教授:
雪質が「ざらめ雪」という状態になる。粒の大きい、氷の粒のような状態。そこが水を含むと、踏んでもほとんど固まらない


長岡技科大 雪氷工学研究室 上村靖司 教授:
家に大きな加重がかかって潰れてしまう、そういう懸念がないのであれば、無理に作業をする必要はないと思う


(NST新潟総合テレビ)

(FNNプライムオンライン1月19日掲載。元記事はこちら

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