火祭り なぜこの時期行う? 海外で、日本で...その理由
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激しく燃える、巨大なたき火。
その上を次々と馬が走り抜けていく。
16日、スペインで行われた伝統的な祭り。
地元の人たちが見守る中、火の中をさっそうと走っていく。
炎と煙で馬を清めるために行うこの祭りは、およそ500年前から続いているという。
火を使った祭りは、日本でも。
長野・野沢温泉村で、180年以上続く「道祖神祭り」。
3年ぶりに、宿泊客なら村民以外でも見学が可能に。
最後には、社殿に火がつけられ、盛り上がりは最高潮に。
一方、福岡の太宰府天満宮で行われたのは、火と煙で鬼を追い払い、1年間の無病息災を願う「鬼すべ」。
1000年以上も前から続いていると伝えられている。
この時期、各地で相次いで行われる火祭り。
祭の歴史にくわしい専門家によると、こんな意味が込められているという。
佛教大学 歴史学部・八木透教授「新しい年を迎えたこの時期に、人間の力ではどうしようもできないほど強力な火の力で悪い物をはらい、いい物を迎え入れてもらえるという。それを火に託して、火を拝むというのが、新年の火祭り」
火をあがめる気持ちは世界共通だという。
(フジテレビ)
(長野放送)
(テレビ西日本)
(FNNプライムオンライン1月20日掲載。元記事はこちら)
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