「見える化」で6割の省エネに成功 「エコデザイン賞」受賞の省エネオフィスビル 【石川発】

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「省エネ」という現代が敏感になっているワード。石川県金沢市に、自社ビルのエネルギー消費量が6割も削減した省エネビルがあるとの事で、調査してみた。

エネルギー消費量を「見える化」


金沢市にあるアール・ビー・コントロールズ。ガス機器大手リンナイの製品に搭載する、電子制御ユニットなどを主に製造している。特に、浴室などで使う給湯器リモコンのシェアは国内トップだ。


凰えこさん:
きょうはよろしくお願いします!
アール・ビー・コントロールズ 遠藤健治社長:
こちらこそよろしくお願いします。


凰さん:
省エネオフィスビルというのがこちらの建物なんですか?
遠藤社長:
そうなんです。2021年、当社の設立50周年を機に省エネをテーマに新築した建物です。


遠藤社長:
ビルのガラスの前に並べられている金属の建材は「ルーバー」と言いまして、すだれのように夏の直射日光を防いでいるんです。



ビルの中に入ってみると…


凰さん:
うわ、暖かいですね!
遠藤社長:
これでもあまり暖房を使っていないんです。


外のルーバーに加え、窓に断熱効果の高い真空ペアガラスを採用。高気密・高断熱化を実現することで冷暖房費を削減していると言う。


館内にも人が通ると反応するLED照明など、様々な省エネアイデアが採用されているが、最も重要なのが…



遠藤社長:
こちらはBEMSというシステムです。今このビルで使っている全てのエネルギーを「見える化」してあるんです。
凰さん:
全部見えるんですか?すごいですね!


ビルエネルギーマネジメントシステム、略してBEMS。ビル内全てのエネルギー消費量を計測し管理できるシステムだ。


ちなみに今いるフロアの空調の電力使用状況を見ると…


山田 友香理さん:
午前7時に社員が出社してきたので、7時頃から電力使用量が上がっていって、今ちょうど9時あたりになっています。



このシステムで電力使用量の多かったエコキュートの運転モードを最適化したところ、使用料が前年度に比べ43%減ったと言う。


更に遠藤社長に案内され向かった所は…


遠藤社長:
こちらが屋上となります。足元お気を付けください。
凰さん:
一面に太陽光パネルがあるんですね!


設置された太陽光パネルの最大出力は約30キロワット。前年度に作り出した電気量は約4万2000キロワットアワーで一般家庭の年間電力使用量、約10戸分にあたる。


こうした「創エネ」と「省エネ」により、ビルで消費するエネルギー量を6割削減することに成功したのだ。

遠藤社長:
誰もが幸せに暮らせる明るい未来に向かって、環境をはじめとするSDGsへの取り組みを企業の社会的責任、社会貢献として行っています。
凰さん:
本当に素敵な取り組みだと思いました。


電力使用量が減ると電気代が安くなるのは勿論だが、その電力を作るために排出される二酸化炭素量も減るので結果的に温暖化防止にも貢献できる。


今回紹介した省エネオフィスビルの取り組みは2022年のいしかわエコデザイン賞を受賞ている。


様々な企業がエコなアイデアを実践し、SDGsに繋がることを期待したい。

(石川テレビ)

(FNNプライムオンライン1月21日掲載。元記事はこちら

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