死者5万人超 トルコ大地震 “違法建築”で撤去作業遅れ
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トルコ南部の大地震発生から3週間となった27日、再び強い地震があり、少なくとも1人が死亡した。
被災地では、がれきの撤去が急がれる一方、違法建築が指摘される倒壊現場では証拠を集めるため、撤去作業に遅れが生じている。
トルコ東部で27日、新たに発生した地震では、少なくとも1人が死亡、110人が負傷した。
南部・カフラマンマラシュでは、放牧地だった一帯に広大ながれき置き場が設けられ、毎日3,000台のトラックががれきを運び込んでいる。
一方、多くの犠牲者を出す原因となった違法建築が指摘される建物の倒壊現場では、撤去作業がスムーズに進んでいない。
現場責任者「どの建物からも(違法建築の)証拠を集める必要があり、許可がないとがれきが運べないため、作業を遅くしている」
国連は、トルコ国内のがれきの量が最大で2億1,000万トンにのぼるとしている。
この地震で、トルコとシリアあわせてこれまでに5万1,000人以上が犠牲となっている。
(FNNプライムオンライン2月28日掲載。元記事はこちら)
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