3月に3000品目超…新年度前に冷凍食品などが約半数 春も食品の値上げラッシュ続く “一回で大幅に”から“小幅に複数回”へと手法変化
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帝国データバンクによると、今年1月以降に値上げする食品は、2月末時点で累計1万5813品目にのぼった。このうち、1月~4月までが1万4451品目と、去年の同じ時期に比べて3倍のペースで増加している。
3月の値上げは3442品目と、去年の同じ月(1760品目)の約2倍に達するほか、4月には、今年最多の2月(5528品目)に迫る4892品目の値上げが予定されていて、この春に値上げラッシュのピークを迎えると見られている。
新年度前に…3月の約半数が加工食品 トレンドは“小幅値上げを複数回”
3月の値上げで最も多いのは、冷凍食品などの加工食品で、1753品目と全体の約半数を占めた。
次いで煎餅やグミなどの菓子が593品目と続き、菓子の値上げ品目は、ひと月としては最多を更新した。
また帝国データバンクは、コスト上昇の長期化を見越し、「1回で大幅に値上げ」する方法から、「小幅な値上げを複数回」実施して柔軟に価格を改定する方法へと、トレンドの変化がみられると分析している。
このため、月ごとの値上げ品目は去年に比べて多くなる見通しで、今年の値上げ品目は、8月にも2万品目を超える可能性があるとしている。
(FNNプライムオンライン2月28日掲載。元記事はこちら)
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