東京都心19.4度 気温グングン上昇 花粉飛散“目のかゆみ”注意

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28日正午過ぎの東京・丸の内。
出歩く人たちの服装には、変化が見られた。

街の人「すごく暖かいです」、「アウターいらないかなと思って、着てこなかったです」

東京都心の最高気温は、2日続けて上昇。

28日は19.4度を観測し、4月中旬並みの陽気となった。

ランチタイムの丸の内では、レストランのテラス席で屋外ランチを楽しんでいる人の姿が多く見られた。

テラス席を利用する人「暖かいから、外でもこうやってお話ができて」

東京・墨田区では、河津桜が開花のピークを迎えていた。

花見に来た人「暖かくて、春がすぐそこまで来ているんだなと思います」、「まだ満開じゃないですけど、きれいですね。マフラーも手袋もいらなくて、とても快適です」

気象庁によると、28日の日本列島は、広く高気圧に覆われて晴れ、全国各地で最高気温が平年を上回った。

東京都心の暖かさは、あすまで続く見込みで、3月1日の日中も、4月並みの陽気となる予報。

北海道・札幌市では28日、最高気温11.2度を観測。

札幌で2月に11度を超えたのは、1877年の観測開始以来、初めてのこと。

こうした暖かさが続く一方で心配されるのが、花粉。

28日は、九州から関東にかけて、スギ花粉が大量飛散した。

東京・北区のクリニックでは、2週間前に比べ、花粉の悩みを訴える患者が急増しているという。

いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長「2週間前と比べたら、(診察に来る人は)3倍以上になっていると思いますね。(症状は)目もひどいですし、肌の症状ですよね。皮膚の発赤やかゆみ、そういう患者さんも出始めているので、昼間の時間に外出するのであれば、できれば目のゴーグルですよね。目の症状が強い人は、目を保護するというのが重要」

花粉は、鼻からだけではなく、目から入ることも多いため、目元のケアが必要だという。

2023年は例年よりも花粉の量が多く、これまでは症状が出なかった人も注意が必要だという。

東京では、今回の暖かさは3月1日まで続くとみられるが、列島は、5日ごろから再び暖かい空気に覆われ、全国的に、気温が平年よりかなり高くなる見込み。

(FNNプライムオンライン2月28日掲載。元記事はこちら

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