女性外科医が宇宙飛行士に　最年少28歳 ヨット部のマドンナ

応募者は、これまでで一番多い4,127人。
その中から選ばれた、14年ぶりとなる日本人宇宙飛行士の候補者2人が会見した。

世界銀行に勤める諏訪理さんは、現在46歳で、歴代最年長の候補者。

諏訪理さん「諏訪理と申します。現在46歳で東京都出身で、育ちは茨城・つくば市です」

一方の米田あゆさんは、日本赤十字医療センターに勤める外科医。

米田あゆさん「米田あゆと申します。28歳で、生まれは東京で、現在は東京にある日本赤十字社医療センターならびに、虎の門病院で外科所属の医師として勤務しています」

2人に合格の連絡が入ったのは、24時間ほど前。

米田さんは少し緊張した様子ながらも、時折笑顔をのぞかせて質問に答えた。

米田あゆさん「電話で連絡いただいたんですけど、まず喜びと同時にびっくり、驚きがありました。そのあと、選んでいただいたことへの責任感・使命も感じて、身が引き締まる思いがしました」

米田さんは、向井千秋さん、山崎直子さんに続く3人目の女性飛行士候補。

諏訪理さん「(知的生命体は宇宙にいるか?)これだけ広い宇宙なので、いるんだろうと。遭遇したらおもしろい」

米田あゆさん「(知的生命体は宇宙にいるか?)わたしも諏訪さんと同じく、いるだろうと信じています。『いるだろう』と『いてほしい』という願望と両方」

米田さんが通っていたのは、中高一貫校の神戸女学院。
高校3年生の時の担任が、28日午後、取材に答えた。

米田さんの高3の担任教師・稲垣祐子さん「医師という道を歩んでいたので、『え? 宇宙?』っていう感じで、驚きとともに、彼女らしいな、チャレンジをしているなと思いました」

中学時代は、テニス部に所属していたという米田さん。
当時の印象については...。

米田さんの高3の担任教師・稲垣祐子さん「和を重んじるという感じ。それを計算しているのではなくて、直感的にわかっているのかなという印象」

米田さんは高校卒業後、東京大学の医学部に進学。
ヨット部で、女子チームのキャプテンを務めていたという。

東大ヨット部の同期・園田亜斗夢さん「あゆちゃんは、僕たちのマドンナ的な存在で、ヨット部の後輩たちも、あゆちゃんに魅力を感じてヨット部に入ってきたり」

メンバー紹介にも、「優しい雰囲気と京都弁で人気を博し、部内外に多くのファンがいる」と書かれている。

その一方で、天然ボケな一面も。

東大ヨット部の同期・園田亜斗夢さん「一緒にヨットに乗っていても、普通の人はたぶん操作しながら寝たりできないけど、ヨットに乗りながら寝ちゃうぐらいに、ほんわか系ですね」

2人は今後、正式に飛行士として認定されるための訓練を行う予定。

（FNNプライムオンライン2月28日掲載。元記事はこちら）

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