宇宙飛行士候補に選出の2人が会見 「月から見た地球はどう見えるか」

社会


宇宙へ旅立つ訓練に入る、2人の日本人候補が発表された。

宇宙飛行士候補者・米田あゆさん「責任感、使命というのも感じて、かなり身が引き締まるような思いがした」

宇宙飛行士候補者・諏訪理さん「驚いたっていうのと、大きな責任を負うことになったんだなという感覚を持った」

宇宙飛行士の候補に選ばれた、日本赤十字社医療センターの外科医・米田あゆさん(28)と、世界銀行に勤める諏訪理さん(46)。

46歳の諏訪さんは、歴代最年長の候補者。

米田さんは、候補者としては最年少タイの28歳。

向井千秋さん山崎直子さんに続く、日本人3人目の女性飛行士。

宇宙への憧れ、原点は、小さいころ父親からもらった向井さんの伝記だったという。

宇宙飛行士候補者・米田あゆさん「宇宙から地球を眺めて感動している向井千秋さんの姿が描かれていて、それにすごく感銘を受けて、そこが宇宙飛行士という職業を知るきっかけとなって、そこから宇宙への思いが出てきた」

今回の選考のキーワードともいえるのが「月」。

2人は、アメリカを中心とした有人月面探査プロジェクト「アルテミス計画」に参加し、日本人で初めて月面に着陸する可能性がある。

宇宙飛行士候補者・米田あゆさん「宇宙飛行士の募集が発表された日(2021年11月19日)が、ちょうど月食の日だったんです。みんなが一緒に月を見ている、そういうシーンがあったんですね。月から見た地球は、どういうふうに見えるのか、月に立つことができるのであれば、そういった経験を伝えていきたい」

宇宙飛行士候補者・諏訪理さん「宇宙飛行士の方たちから、夢や希望やモチベーションを頂いてきた。次の世代に、夢や希望を与えられるような宇宙飛行士になれたらいいなと」

2人は今後、正式に飛行士として認定されるための訓練を行う予定。

(FNNプライムオンライン3月1日掲載。元記事はこちら

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