「売り手市場」の就活が解禁 企業と学生のホンネ
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大学生などの就職活動が本格的にスタート。
「売り手有利」といわれる中、企業、そして学生の本音に迫った。
2024年春に卒業する大学生などを対象とした、企業説明会が1日に解禁され、就職活動が本格的に始まった。
東京都内で開かれた合同説明会では、3日間で延べおよそ520社が参加し、1万2,000人の来場を見込んでいる。
こうした人数制限なしでの開催は、4年ぶり。
医療業界志望の学生「生活も、これから自分で生計していかないといけない部分もあるので、金銭面、賞与だったりとか、福利厚生がどう行われているのかを第2で重視するようにしている」
人材業界志望の学生「リモートワークができる会社だと、今後のいろんなライフイベントがあったときも働き続けやすいかなと思って。リモートワークとか、フレックスタイム制で働きやすい会社がいいなと」
不動産業界志望の学生「長く働けることを重視していて、コロナで企業もいろいろ影響を受けたと思うが、そういうのに負けないというか、強い会社。成長し続けられる会社を選べたら」
コロナ禍からの経済回復で人手不足が進み、2024年度卒の採用人数を増やすと答えた企業の割合は、文系で27.7%、理系で29.8%と、いずれも前の年より増加。
学生優位の売り手市場となる中、6割近くの企業が初任給引き上げの実施・検討を行うなど、さまざまな方法で人材確保に力を入れている。
SEGA担当者「まずはお給料のところ、初任給のアップをした。あとは福利厚生、働きやすさというのも、わたしたちはしっかり改善しているかなと思う」
BPグループ(ブライダル)担当者「学生に職場に来てもらって、実際に働いている姿を見てもらって、こういった雰囲気でこういった方たちと、実際にする仕事はこうだよというので、リアルを見せるような、そんな取り組みは続けている。コロナがちょっと落ち着いてきたというのもあって、今年度またそれ(去年)を超える採用数で、今どんどん伸ばしている最中」
グロップエスシー(ソフトウェア会社)担当者「“転勤なし”、“職種限定”だったりするので、そういうところで魅力付けしたり、入社後に1人の社員に、1人先輩社員がくっつくペア式とかで、入社後とかも文系の方でも安心できるよう、ギャップがないようにお話とかをして魅力付けできたら」
(FNNプライムオンライン3月2日掲載。元記事はこちら)
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