「幸福の科学」創始者の大川隆法氏(66)が死去 “亡くなった人を代弁する”「公開霊言」活動 2日前に自宅で倒れ救急搬送

社会

宗教法人「幸福の科学」の創始者、大川隆法総裁が亡くなった。66歳だった。


1991年の映像では…

「幸福の科学」大川隆法氏:(1991年)
あなた方の前に立ちたるは大川隆法であって大川隆法ではない。われは、この地球の最高の権限を握りたるものである


東京ドームで集会、教団施設には多くの信者の姿が…

教団のホームページによると、大川氏は1956年7月7日生まれで、東大を卒業後、1986年に「幸福の科学」を設立。


“亡くなった人の考えや思いを大川氏が代弁する”という「公開霊言」を行っていた。


これまでに多くの本を出版し、ベストセラーになったという。


2009年には「幸福実現党」を設立し、自らも衆院選に出馬。


「幸福の科学」大川隆法氏:(2009年)
私の中には、宗教家としての魂と政治家としての魂と、この2つの大きな魂が宿っております

しかし議席を得ることはできず落選した。


FNNが2016年に「幸福の科学」の教団施設の内部を取材した際には、多くの信者がいて、たくさんの封筒が用意されていた。

封筒には「学力増進祈願」「英会話ベラベラ祈願」「花粉症好転祈願」などさまざまな願い事が書かれていた。信者はこうした封筒にお金を入れてお布施するという。

2017年には東京ドームで大規模な講演会が行われ、多くの信者が参加した。


「幸福の科学」大川隆法氏:(2017年)
迷ったら最後は私の言葉を聞いてください。これが人類を率いてきた者の言葉だからです


関係者によると、大川氏は2月28日に東京・港区内の自宅で倒れて救急車で運ばれ、3月2日午前、死亡が確認されたという。死因はわかっていない。


教団側は、大川総裁の現在の状況についてはコメントを差し控えるとしている。

(イット! 3月2日放送より)

(FNNプライムオンライン3月2日掲載。元記事はこちら

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