2023年初 東京都心で20度を観測 気温急降下中...冬に“逆戻り” 桜は“フライング開花”

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東京は2日、2023年初めて気温が20度に達し、4月中旬並の暖かさとなった。

しかし、春の陽気は、日中まで。
気温は、夕方から急激に下がり、冬の寒さに逆戻り。

2日の午前8時。
東京都心の気温は14.1度と、朝から2023年一番の暖かさとなった。

気象庁は関東で1日夜、春一番が吹いたと発表した。
気温の上昇は、この南風の影響。

そして午後1時前には、2023年初となる20度を観測した。

春の訪れといえば、気になるのが、桜の開花。
上野公園では、ひと足早く、“フライング桜”が咲いていた。

来園者「なんか春っぽいですね。初めてコートも脱いでみるくらい」、「こんなに咲いてるって思わなくて、びっくりでした」

日本気象協会は2日午後、最新の桜開花予想を発表。
この春は、全国的に開花が早まるとみられ、東京では、平年よりも6日早い、3月18日の予想。

では、お花見の主役であるソメイヨシノの開花準備は、どこまで進んでいるのか。
靖国神社の標本木を見に行ってみたが、まだ花は咲いていなかった。

開花予想日まではまだ半月以上、さすがに気が早かったもよう。

しかし、「イット!」取材班は、ソメイヨシノが咲いている場所を見つけた。

栃木・小山市の乙女公園では、12本中4本のソメイヨシノが、花をつけていた。

午後に入ってしばらくすると、季節は次第に逆戻り。

平和台すずしろ農園・渡戸章さん「(農業用ハウスの中は)30度超えていた。シャツ脱いでやってた。暑いなって、汗かいちゃって」

外で働く農家の人は、気温の低下を肌で感じ取っていた。

そこで夕方、取材班は、再び上野公園へ。

午後1時には20度まで上がった都心の気温が、夕方午後4時には13度まで下がった。

気温は、これから夜にかけて、さらに低下し、東京では、日中と比べて13度も低い、7度まで下がる予想。

これから帰宅する人は、急激な寒暖差に注意が必要。

(FNNプライムオンライン3月2日掲載。元記事はこちら

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