ウクライナ 東部で劣勢 戦場の街に暮らす市民

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ウクライナ軍が公開した、戦車からの攻撃の映像。

強い光を放ちながら、真っすぐな軌道で撃ち込まれる弾丸。
遠くにいる敵に向かって飛んでいく。

ウクライナ東部・バフムトでは、ロシアと激しい攻防が繰り広げられている。

劣勢のウクライナ側には、一時的に撤退する可能性も報じられているが、現地で戦う兵士は...。

ウクライナ兵「われわれはまだ、バフムトにいる。撤退を考えている人間は1人もいない。バフムトはウクライナのものだ!」

今後の戦況を占う、重要な地域となっているウクライナ東部。

戦場となった街は廃虚のように見えるが、今も暮らしている人々が数多くいる。

涙を流す女性が指さす先には、天井に開いた大きな穴。
住人が眠っている時に、ロシアのミサイルの一部が着弾したという。

ウクライナの警察は、住民の家を回り、安全な場所に避難するよう呼びかけている。

この家には、14歳の女の子と母親が住んでいた。

「本当は学校に通いたい」と話す少女。

記者「戦争のない生活を想像することはできますか?」
東部の町に住む少女「ええ、できます。戦争のない...、誰も泣き叫ぶことのない生活がしたい」

親子は、街に残ることを決めた。

(FNNプライムオンライン3月2日掲載。元記事はこちら

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