全産業の経常利益 8四半期ぶり減少 原料高を価格転嫁できず

経済・ビジネス


企業の業績拡大に黄色信号。

経常利益が、8四半期ぶりに減少した。

財務省が発表した、2022年10月から12月の法人企業統計によると、金融業・保険業を除く全産業の経常利益は22兆3,768億円となり、前の年の同じ時期に比べ2.8%減った。

経常利益がマイナスとなったのは、8四半期ぶり。

非製造業は5.2%の増益に対し、製造業が15.7%の減益で、全体を押し下げた形。

中でも、石油・石炭分野の減益幅が大きく、財務省は、原材料価格の値上がりを販売価格に反映できていないためと分析している。

財務省は、「物価上昇等の影響を含め、今後とも企業の動向について注視したい」としている。

(FNNプライムオンライン3月3日掲載。元記事はこちら

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