G20外相共同声明見送り 米ロ外相 侵攻後初接触

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インドの首都ニューデリーで開かれたG20(主要20カ国・地域)の外相会合は、共同声明を出さずに閉幕した。

G20外相会合は2日、ロシアのウクライナ侵攻による食料・エネルギー価格の高騰を主な議題に意見が交わされたが、対立が続き、共同声明は採択されなかった。

議長総括では「ほとんどの国がウクライナでの戦争を強く非難した」と指摘し、ロシアと中国が合意しなかったことが明記された。

一方、会合の場で、アメリカのブリンケン国務長官とロシアのラブロフ外相が、ウクライナ侵攻後初めて短時間接触した。

ブリンケン国務長官は、新START(新戦略兵器削減条約)の履行停止を考え直すことなどを求めた。

ブリンケン国務長官「ロシアに対し、無責任な決定を撤回し、新START条約の履行に戻るよう促した」

一方、国会日程を優先しG20を欠席した林外相は、3日に開かれる日本・アメリカ・オーストラリア・インドの4カ国の連携枠組み「クアッド」の外相会合に出席する。

(FNNプライムオンライン3月3日掲載。元記事はこちら

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