工事中の高層ビル炎上 なぜ9時間も燃え続けた...? 香港

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高層ビルが立ち並ぶ一角から、上がる煙と炎。

日本時間3日午前0時過ぎ、香港のクーロン半島の繁華街で、工事中の高層ビルが燃え上がった。

上の階で発生したとみられる火災。
地上に向かって、破片や火の粉が降り注いでいる。

ホースの水は風で吹き飛ばされ、思うように火まで届かない。

現場は、ショッピングモールや有名ホテルが立ち並ぶエリア。
一部に燃え移ったと伝えられている。

住民170人以上が避難。
周辺では、人々が不安そうに燃えるビルを見上げていた。

燃えたビルは、ホテルなどが入った48階建てに改築されるため、5年前から工事中。

朝になり、現場へ行ってみると、火災現場の近くでは、あたり一面に足場が崩れ落ちていた。

ビルは、およそ9時間にわたって燃え続けた。

鎮火に時間がかかった理由として、地元警察と消防は、建築中で消火設備がなかったこと、吹いていた強風で燃え広がったことを挙げている。

火災の原因は調査中。

このビルでは、2022年9月にも足場が燃える火事があったという。

(FNNプライムオンライン3月3日掲載。元記事はこちら

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