プロがキャリア教育 メタバース上で部活動
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働く人に役立つプラスαな考え方に注目する「αism」。
都内ベンチャー企業に勤務・畠山怜之さん「きょうのテーマはこちら! チームで挑戦! チャレンジプロジェクト!」
テンション高めで声をかけたその先には、バーチャル空間上に入っていた高校生たちが。
入社後のミスマッチを防ぎ、ウェルビーイングな働き方を模索するための、中学・高校生向けのキャリアコミュニティーとは...。
本業を終え、都内のワーキングスペースにやってきた、ベンチャー企業に勤務する畠山怜之(さとし)さん。
バーチャル空間に入ると、早速、畠山さんの元に、全国各地から参加する高校生が集合。
NTTドコモのオンラインキャリア教育サービス「はたらく部」。
バーチャル空間で、現役のビジネスパーソンと一緒にビジネスやキャリアについて知り、考え、実際に体験してみる、中・高生向けのオンライン部活だ。
この日のテーマは“新規事業を作ってみよう”。
静岡県から参加の高校生「おしゃべりができる美術館を作りたい。人とコミュニケーションをとりながら、自分の思考やコミュニケーション能力を伸ばしていくという美術館を考えました」
都内ベンチャー企業に勤務・畠山怜之さん「それだけでは終わりませんっていう、その感じね。新しいものの価値を生み出そうとする、その意識がすごくあったなと思います」
さらに、別の学生チームの提案には...。
千葉県から参加の高校生「自分たちのチームは、メタ(バース)塾というのを考えて...」
畠山さん「僕も仕事でメタバースに関わることもあったりするんですけど...」
自身の今をフィードバックしながら議論が交わされていた。
畠山さん「今この瞬間に僕がやってる仕事自体をお伝えできるのは、学生自身も生々しい話として感じてもらえてるんじゃないか」
バーチャル空間を利用することで、地域間の格差も解消。
中高生世代が将来の進路を選択するうえで、大人と触れ、キャリア観を築くことができるこのプロジェクトに、教育機関も期待している。
昭和学院中・高校 中山諒一郎探究科主任「コンテンツの仕上がり感とか、僕らではとてもできない領域。いろんな大人に出会い、自分にあった、自分らしい生き方を見つけてほしい」
現在“はたらく部”のコーチには、企業経営者や大手企業の社員などが“副業”として参加。
この副業を後押しする企業にとっても、大きな意義があるという。
NTTドコモ“はたらく部”・山本将裕事業責任者「副業社会人が中・高生にファシリテーションするのは、結構特殊スキル。企業も、こういう場にチャレンジしていく社会人を出していくところが、ひいては本業に跳ね返ってきて、いい影響が出るというのは、すごくサイクルとして回るのかなと思う」
(FNNプライムオンライン3月4日掲載。元記事はこちら)
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