無糖ミルクティー登場 食品開発の難しさ ビバレッジ新需要を求めて

経済・ビジネス


成長する無糖紅茶市場に、これまでありそうでなかった無糖ミルクティーが登場した。

キリンビバレッジが7日から全国で発売する、「キリン 午後の紅茶おいしい無糖ミルクティー」。

ありそうでなかった、甘くないすっきりテイストのミルクティー。

キリンビバレッジ マーケティング部 午後の紅茶ブランドマネージャー・田代美帆さん「食品表示法上100mlあたり、糖類が0.5グラム未満でなければ「無糖」とうたえないが、そこに本当に8年かかったというところなんですが、『無糖スペック』と呼べるために使える糖量の少ない乳原料を、たくさんの中から見つけてきたところが非常に難しいポイントだった」

商品化の壁となったのは、糖分を抑えるのに適した乳原料の組み合わせ。
そして、それに合う茶葉の研究。

産地や発酵度合いにより、味や香りがさまざまに異なる紅茶の茶葉。

乳原料と合う茶葉の選定とブレンドを続け、商品化の道筋が見えてきたこの2年近くの間だけでも、試作は100回を超えるという。

この長い年月をかけた開発を後押ししたのは、顧客ニーズ。

キリンが注力する無糖紅茶市場は、2022年に前年比127%となる高い伸びを示している。

キリンビバレッジ マーケティング部 午後の紅茶ブランドマネージャー・田代美帆さん「紅茶市場の拡張を無糖紅茶がけん引していると言っても過言ではないと思っている。お客さまもやはり健康志向の高まりによって無糖に対する意識が高まっているところもある」

高まる無糖需要を鍵に、紅茶市場のさらなる拡大を図る。

(FNNプライムオンライン3月7日掲載。元記事はこちら

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