“中露念頭”に「力による現状変更に反対」の決意表明 日ルーマニア首脳会談

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岸田首相は7日、ルーマニアのヨハニス大統領との首脳会談に臨み、ロシアや中国を念頭に「力による一方的な現状変更の試みに反対する決意」を表明した。

共同声明では、「二国間関係を戦略的なパートナーシップに引きあげる」とした上で、「世界のいかなる場所であっても、力または威圧による一方的な現状変更の試みにも反対することを決意する」と記した。ウクライナ侵攻を続けるロシアや、東シナ海などに海洋進出を強める中国が念頭にあるとみられる。

また、ロシアによる新戦略兵器削減条約(=新START)の履行停止の決定に対して、両国は「深い遺憾の意」を表明した。

岸田首相は、会談後の共同発表で、「ウクライナおよびモルドバに対する支援において協力することで一致した」ことを明らかにした上で、「安全保障、経済、科学技術、文化など幅広い分野で協力関係をさらに発展させるべく共に取り組んでいく」と強調した。

(FNNプライムオンライン3月7日掲載。元記事はこちら

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