世界Jrフィギュアで銅! フィギュア界の新星・中井亜美選手が見据える夢「五輪で金メダルを」【新潟発】

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新潟市出身の中井亜美選手がカナダで行われた世界ジュニアフィギュア選手権に出場し、銅メダルを獲得した。浅田真央さんに憧れてフィギュアの道に進んだ中学2年生が描くのは「五輪での金メダル」。中井選手の思いに迫った。

全日本フィギュアでトリプルアクセルを2本成功し、4位に

2022年12月の全日本フィギュア・女子フリーでトリプルアクセルを2本成功させ、4位に輝き、フィギュア界に衝撃を与えた新潟市出身の中学2年生・中井亜美選手。

中井亜美 選手
中井亜美 選手

2021年から練習拠点を千葉に移して活動している。

(Q.全日本選手権は自信につながったか)
中井亜美 選手:

トリプルアクセル2本は練習でも入れていなかったので、すごくうれしかった。練習からできていないと、本番での確率は下がってくると思うので、まだ完全に自信になったとは言えないが、少しいい経験ができたんじゃないかなと思う


(Q.練習で出せなかったのを本番で出す、緊張したのでは)
中井亜美 選手:

全日本は世界ジュニアもかかっていたので、どうしても緊張すると自分でも思っていたが、SPでもっと上手な選手がいたので、「自分は無理かな」と思っていた。それが、トリプルアクセル2本挑戦するきっかけにもなったし、自分でも吹っ切れた感じになったので、フリーは緊張しなかった。落ち着いたら、すごくできるんだと学んだ 


14歳にもかかわらず、大舞台で力を発揮する中井選手。その強みについて、中庭健介ヘッドコーチは…

MFアカデミー 中庭健介ヘッドコーチ:
まず一つは、負けず嫌い。僕も今までこのフィギュアスケートの業界長く携わらせてもらっていて、色々な選手を見てきたが、成績を上げる選手の中で一番多いなと思うのは、負けず嫌いな選手


(Q.中井選手のどこにそれを感じる)
MFアカデミー 中庭健介ヘッドコーチ:
例えば失敗したジャンプを気がついたら30分ずっとやっているとか、そういったところがよく見受けられる。そういう部分では、自分に対して負けず嫌いというか、誰に負けたというより、自分自身の演技に対して、自分自身が負けたということに対して負けず嫌い。そういうイメージ。

フィギュアを始めたきっかけは浅田真央さん

負けず嫌いという中井選手がスケートを始めたのは5歳のころ。きっかけは、バンクーバーオリンピックで活躍する浅田真央さんの存在だったと言う。

中井亜美 選手:
小さいころに、たまたまテレビで浅田真央さんが滑っているのを見て、そこでトリプルアクセルを跳んでいたので、それが自分のスケートを始めるきっかけになった。ジャンプやスピンもそうだが、トリプルアクセルなど、高難度のジャンプを跳んでいるのがすごいなと思ったし、表現力など全てが揃っていたので、そこにすごく惹かれた


5年前には、憧れの浅田さんのスケート教室にも参加し、直接指導を受ける場面も見られた。

浅田真央さんから指導を受ける中井選手
浅田真央さんから指導を受ける中井選手

中井亜美 選手:
初めて見たときは、滑り出したときからすごく全部が上手で、もちろんスケーティングもそうだが、教え方もすごく上手で、すごく楽しかった


(Q.どんなことを教えてもらった)
中井亜美 選手:
ステップのターンを教えてもらって、そのときに「しっかり前に出て押す」みたいな感じのことを言われたのが、一番頭に残っている

 

 

ジュニアながら、日本トップレベルになったことで、中井選手の存在は浅田さんの目にも止まっていた。

浅田真央さん:
とても若くてこれから頑張ってほしい選手。トリプルアクセルも跳べるということで、私自身もこれから頑張ってほしいと思っている選手の一人。若い選手がトリプルアクセルに挑戦している姿を私は見ているので、とてもうれしい気持ち


憧れの存在からメッセージを受け取った中井選手は…

中井亜美 選手:
こういうのは初めてなので、もっと頑張ろうと思った


強みは「トリプルアクセル」と「表現力」

そんな浅田さんの代名詞とも言えるトリプルアクセルが武器の中井選手。加えて、表現力にも磨きをかけていると話す。


中井亜美 選手:
トリプルアクセルを自分は持っているのと、やっぱり小さい頃から「表現力がすごいね」と言われることが多かったので、そこは自分の強みでもあるし、見てほしいポイントでもある

(Q.表現力はどういったところが他の人と違う)
中井亜美 選手:
ショート・フリーですごく曲調が変わっているので、そこを見てほしいのと、表情の使い分け。フリーでは、最初のほうは強い女性を演じていて、後半になってくると、すごく笑顔も出てくる。その盛り上がっている感じを見てほしい 

(Q.表現力はどうやって磨く)
中井亜美 選手:
色んな選手を見て、「こういう曲調のときは、こういう表情をしているんだな」と、いつも学んでいる 

(Q.課題を克服するためにしていること)
中井亜美 選手:

一番の課題は、他の選手と比べると表現力がまだ足りない。上半身はだいぶ使えるようになってきたが、下半身のスケーティングの表現。スケーティングがまだまだ他の選手と比べると、どうしても足りなくて、ショートだとトリプルアクセルが使えない分、どうしてもスケーティングとかで他の選手と差が出てしまうので、自分はそこが課題。

世界Jrフィギュアで銅メダル!夢は「五輪で金メダル」

そして3月上旬、浅田さんも優勝した世界ジュニアフィギュアに挑戦した中井選手。トリプルアクセルは転倒したものの、見事3位に輝いた。

中井亜美 選手:
初めての世界ジュニアでこの大舞台で表彰台に乗ることは目標だったので、今回、いざメダルをかけたときに、色んな思いがあったのでうれしいなと思った。世界の舞台で戦って、もっとジャンプの質やスケーティングの質を高めないと、今後、勝っていくためには必要だと思うので、もっと練習を頑張らないといけないと思った


3年後のオリンピックを目指す中井選手。伸び盛りの14歳が描くのは、オリンピックでの金メダル獲得だ。

中井亜美 選手:
憧れの浅田真央さんみたいな演技をすることと、お客さんとかが見ていて「すごいな」と思ってくれるような演技がしたい 。これから、まだジュニアで活躍すると思うが、もっともっと大きな試合に出て、その中で1位を取ったり、良い演技ができたらいい

(Q.最終的には)
中井亜美 選手:
オリンピックで金メダルを取りたい


(NST新潟総合テレビ)

(FNNプライムオンライン3月8日掲載。元記事はこちら

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