H3打ち上げ失敗 2段目エンジン着火せず 「原因究明し飛び立つ姿を...」
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新型国産ロケット「H3」の打ち上げに失敗。
JAXAは「早く飛び立つ姿を」と、次に向かっている。
総開発費およそ2,200億円。
9年の歳月をかけて宇宙へ飛び立った「H3ロケット初号機」。
その勇姿に、部品の開発を手掛けた国内のプロジェクト関係者は喜びに沸いた。
しかし、喜びは落胆に変わった。
JAXA担当者「ミッションを達成する見込みがないという判断のもと、指令破壊信号が送信された」
JAXAによると、予定されていた2段目のエンジンの着火が確認できず、打ち上げからおよそ15分後、ロケットを破壊する指令破壊信号が地上から送られ、打ち上げは失敗。
H3に燃料を送る配管を供給した愛知県のイセ工業・秋庭新吉社長は、「いやーショックだなー、あんなに喜んだのに。しょうがないけどなー。ロケットは上に打ち上がるしかないわけだから、もう一回、打ち上げにチャレンジしてもらうだけ」と話した。
JAXAは7日午後、会見を開き、「期待に応えられず、深くおわび申し上げます」と謝罪。
JAXA「H3」開発責任者・岡田匡史プロジェクトマネージャ「まだロケットから送られてきたデータをくまなく見ているわけではないし、原因のトリガー(引き金)になったところがよくわからない。原因を究明して、早くH3の飛び立つ姿を見てもらいたい」
(FNNプライムオンライン3月8日掲載。元記事はこちら)
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