放送法めぐる文書 「ねつ造」めぐり応酬 参院予算委

政治・外交


放送法の解釈に関する総務省の文書をめぐり、高市経済安保相は、自身の記述のある部分は「ねつ造」だと主張している。

高市大臣は、国会で野党の追及を受け、「事実であれば責任を取るが、事実ではない」と述べ、ねつ造の認識は変わらないことを強調した。

立憲民主党・小西洋之参院議員「高市大臣が早く『ねつ造』という発言が虚偽であることを認めて、この委員会での発言の通り大臣を辞職し、議員を辞職することを求めます」

高市経済安保相「ありもしないことをあったかのように作ることを、『ねつ造』というんじゃないでしょうか。わたしは『ねつ造』と少し強い言葉を使ったかもしれないが、これが事実であれば私は責任を取りますよ。でも、事実じゃないですから」

放送法の解釈に関する文書は、立憲民主党の小西参院議員が公表し、総務省が7日、行政文書と認めた。

高市大臣は、安倍政権で総務相だった当時に関する記述について、「放送法に関して法解釈などについて、安倍元首相と電話で話したことはない」と述べ、あらためてねつ造だと主張した。

小西議員が、一般論として、行政文書を作成する際にねつ造はあるのかと質問したのに対し、総務省の担当者は、「ねつ造のようなものは、行政文書の中にあるとは考えにくい」と説明した。

一方、松本総務相は、「作成者や作成経緯が不明な文書にある日付と作成日が符合しないものがあり、精査を進めている」としたうえで、「正確性が確保されているとは言い難い」と述べた。

(FNNプライムオンライン3月8日掲載。元記事はこちら

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