東日本大震災から12年 「震災遺構」ホテルから中継
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東日本大震災から、きょうで12年となる。
死者と行方不明者は、避難生活などで亡くなった震災関連死も含めると2万2,212人にのぼり、被災地では11日、鎮魂の祈りがささげられる。
岩手・宮古市の震災遺構から、細田啓信アナウンサーが中継で伝える。
宮古市の震災遺構「たろう観光ホテル」。
12年前の3月11日、このホテルは、6階建ての4階部分まで浸水。
あの日の記憶と教訓を未来につなぐためにと、伝承施設として整備された。
宮古市では、震災で475人が亡くなり、いまだ94人が行方不明のまま。
田老地区では、90年前の3月3日、東日本大震災を上回る911人の犠牲者がでた津波があった。
昭和三陸津波だ。
この津波がきっかけとなり、ここには「万里の長城」とも呼ばれた高さ10メートルの防潮堤が作られたが、12年前の津波は、それを乗り越えてきた。
現在は、高さ14.7メートルの新しい防潮堤が完成したが、津波は想定を上回るものと、この地区を通して防災を学ぶツアーが行われてきた。
新型コロナウイルスの影響で、ここ数年はツアー客が減少していたが、2023年は、県外から参加する人も増えているという。
防潮堤では、地震が発生した午後2時46分に黙とうが行われ、犠牲になった人たちを悼む。
(FNNプライムオンライン3月11日掲載。元記事はこちら)
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