鎮魂の祈り込めた明かり 未来への願い“つむぐ” 岩手・陸前高田市
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東日本大震災の発生から、11日で12年。
岩手・陸前高田市から、岩手めんこいテレビ・森尾絵美里アナウンサーが中継でお伝えする。
キャンドルで作られた「つむぐ」の文字。
東日本大震災の発生から12年の11日、岩手県は、各地で大切な人への鎮魂の祈りに包まれている。
陸前高田市では、震災の犠牲者への追悼と街の未来を明るく照らそうという催しの準備が行われている。
この催しは、消防団の活動中に津波の犠牲になった菊池勇輝さんのことを思う同級生たちが、2013年に始めたのがきっかけだった。
その後、地元の小中学生や住民たちに思いが広がり、陸前高田市の未来への願いが込められている。
会場には、およそ500個のLEDライトが並べられている。
LEDライトを入れる瓶には、地元の小中学生が、思い思いの言葉やイラストを描いた。
中には「絆」や「希望」、そして海の絵が描かれている。
震災を知らない子どもたちにも、あの日の出来事がしっかりと紡がれている。
11日は、地震が発生した午後2時46分に菊池さんの同級生もここに集まり、黙とうをささげた。
被災地には、12年たった今も犠牲者を悼む変わらぬ思いがある。
(FNNプライムオンライン3月11日掲載。元記事はこちら)
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