「がんばろう!石巻」復興の象徴に 復興祈念公園で追悼の集い 宮城・石巻市

社会


東日本大震災の発生から、11日で12年。

宮城・石巻市から、仙台放送・高橋咲良アナウンサーが中継でお伝えする。

復興祈念公園では、石巻市の追悼式が開かれたこともあり、多くの人が訪れている。

11日午後5時30分過ぎにも、市民による追悼行事が開かれている。

そしてこの公園には、震災から1カ月後に、住民が設置した看板がある。

「がんばろう」というメッセージは、共感を呼び、震災復興へと向かう石巻の象徴ともなった。

この看板、実は3代目。

老朽化するたびに作り直され、2023年も3月11日を前に、地元の子どもたちが文字を塗り直した。

参加した中学生「看板を塗って、自分たちが大人になって、それを伝えられたらと思った」

若い世代にとっては、あの日を知るきっかけにもなっている。

また、同じ公園にある「みやぎ東日本大震災津波伝承館」では、教訓を語り継ぐ次の世代を育てようと、2022年にボランティア解説員の募集を始めた。

第1号となったのは、津波を経験していない20歳の大学生。

教訓を学び、伝えていくことが期待されている。

宮城県内の震災伝承施設には、2022年、過去最多のおよそ66万人が訪れた。

しかしこのうち、語り部の話を聞くなど深く参加したのは。2割ほどにとどまっている。

訪れてもらうだけでなく、教訓をどう伝えていくのか。
被災地の課題となっている。

(FNNプライムオンライン3月11日掲載。元記事はこちら

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