東日本大震災から12年 被災地では追悼の祈り

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東日本大震災の発生から12年。被災地は、犠牲者への祈りを捧げる追悼の1日となった。

宮城・仙台市 父を亡くした男性「あれから12年、もう12年、いやまだ12年。いろいろ思う」

節目の日を迎えた被災地では、朝から多くの人が大切な人を思っていた。

岩手・陸前高田市 姉を亡くした女性「12年たった今でもやはり、当時のことを思い出します」

岩手・陸前高田市 祖父母を亡くした女の子「(おじいちゃん、おばあちゃんと)本当は一緒にいたかったけど、一緒にいられなかったから、大好きだよって伝えたいです」

福島・白河市 夫と娘2人を亡くした女性「(家族への思いは)変わらないです、これは本当に。悲しみが多い毎日」

震災が発生した午後2時46分には、各地で黙とうが捧げられた。

夜になり、仙台市では、「記憶の継承」をテーマにした追悼イベントが地元の高校生の主催で開かれた。

記憶の風化が課題となる中、キャンドルに火がともされ、「未来へ」、「願い」という文字が浮かび上がった。

岩手・陸前高田市では、およそ500個のLEDライトなどで「つむぐ」の文字が描かれた。

福島第一原発事故で全町避難を強いられ、2022年夏、11年5カ月ぶりに居住が可能になった福島・双葉町でもイベントが開かれるなど、各地は追悼の一日となった。

(福島テレビ)
(仙台放送)
(岩手めんこいテレビ)

(FNNプライムオンライン3月12日掲載。元記事はこちら

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