「羽生九段の強さ大いに感じた」藤井五冠が「王将」初防衛　羽生九段はタイトル通算100期ならず

Newsfrom Japan

文化 2023.03.13 10:10

会場入りする藤井聡太五冠

将棋の藤井聡太五冠（20）が王将戦七番勝負の第6局を制し、「王将」のタイトルを初防衛した。挑戦者の羽生善治九段（52）は、タイトル獲得通算100期はならずだった。

第6局の開始時

藤井五冠に、羽生九段が挑戦する王将戦第6局。

これに勝てば「王将」初防衛

ここまで3勝2敗と、藤井五冠が「王将」初防衛へ王手をかけていた。

これに勝てば前人未到の“タイトル通算100期”獲得に希望をつなげられる羽生九段

対局は一進一退の攻防が続いたが、藤井五冠が88手までで勝ち、4勝2敗で王将初防衛を果たした。

一進一退の攻防が続いたが…

対局後の藤井五冠：
羽生さんとタイトル戦の大舞台で対戦できるのは、私自身も非常に楽しみにしていました。羽生さんの強さを感じるところが、大いにありました。
棋王戦や名人戦をはじめ重要な対局が続くので、それらの対局に向けしっかりいい状態にしていければと思います。

「王将」初防衛に成功し、喜びを語る藤井五冠

藤井五冠は「棋王」獲得にあと1勝に迫っているほか、4月からは名人戦にも臨む予定だ。

羽生九段以来の七冠達成に向け、重要な対局が続く

この2つのタイトルを獲得すると、羽生九段以来史上2人目の七冠達成の可能性が出ている。　

（FNNプライムオンライン3月13日掲載。元記事はこちら）