“脱マスク”で新たな門出祝う 卒業生「みんなの表情見えた」
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列島が桜の季節に入る中、新たな門出を祝う行事も相次いでいる。
大阪の四天王寺大学では、卒業式が行われた。
四天王寺大学・須原祥二学長「本学の教職員一同、心から皆さんの卒業をお祝いいたします」
あいさつに立った学長は、ノーマスクだった。
今週から、マスク着用を個人の判断に委ねる「脱マスク生活」がスタート。
14日の卒業式は、コロナ禍の大学生活で初めて行われたマスクなしの行事。
四天王寺大学 教育学科・狭間彩加さん「世界中に新型コロナウイルスがあっという間に広がったことから、わたしたちの学生生活は一変しました」
新型コロナウイルスの影響で、対面授業の中止や学内イベントの縮小などにより、大学生活を思うように謳歌できなかった「コロナ世代」と呼ばれる学生たち。
卒業生の多くは、マスクを外して、式に出席していた。
映像で確認できるだけでも、マスクをしている卒業生は、32人中13人。
半数以上がノーマスクだった。
四天王寺大学 人文社会学部・新木梨乃さん(22)「最後の晴れ舞台で、元の生活・環境で迎えられて、みんなの表情がよく見られたので、よかったと思います」
新木さんが2年生になった春、緊急事態宣言が発令され、大学生活は一変した。
どんな4年間だったのだろうか。
四天王寺大学 人文社会学部・新木さん「オンライン授業、マスク生活、1年生の時の普通の生活、緩和された今の時期、全部体験できた学年だったので、いろいろな経験ができてよかったと思います」
コロナに振り回されながらも、さまざまな経験や思い出を得られた大学生活。
その感謝の気持ちを伝えたい人がいた。
新木さんが進路で悩んでいる時に支えてくれた坂田達紀教授。
四天王寺大学・坂田教授「コロナで皆さん、本当に大変だったと思いますけど、こうやって晴れの日を迎えられて、おめでたいことだと思っております」
四天王寺大学 人文社会学部・新木さん「感謝の気持ちでいっぱいなので、(花束を)渡せてうれしいです。ありがとうございます」
晴れやかな笑顔で、幕を閉じた大学生活。
1人ひとりの新たな日々がここから始まる。
(FNNプライムオンライン3月14日掲載。元記事はこちら)
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