春闘集中回答日「満額」相次ぐ 賃上げ最高水準も

経済・ビジネス


春闘は、ヤマ場となる集中回答日を迎えた。

物価高に見合う賃上げが実現するかが注目される中、大企業を中心に、満額での回答が相次いでいる。

2023年は、15日の集中回答日を待たずに、スピード決着したケースが目立つ。

1回目の交渉で決まったトヨタは、ベースアップ相当分や定期昇給分を含め、標準的なケースで最大9,370円とする要求に満額で応じるほか、ホンダは、ベアと定期昇給分をあわせ月額1万9,000円、日産も1万2,000円の要求にそれぞれ満額回答。

率にすると、ホンダは5%程度、日産も3.4%で、今の制度になってから最高となる。

電機でも、NEC、富士通がベースアップ分として、月額7,000円の要求に満額で回答した。

高い水準の賃上げが、中小や非正規で働く人にも広く及ぶかが、今後の焦点となる。

(FNNプライムオンライン3月15日掲載。元記事はこちら

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