8階建てマンションにサル 屋根から屋根に大ジャンプ 新たな群れを探し移動か?

社会


住宅街を走る取材班。

その直後、カメラがとらえたのは、屋根から屋根を大ジャンプするサル。

15日午前9時過ぎ、取材班の目の前に突如現れたサル。

最初に目撃した道路の高架では、危険な様子もとらえていた。

サルのすぐ目の前を、トラックが通過。

道路を横断できないと思ったのか、高さ制限の柱を伝い、通過する車を避け、移動していく。

その後、5メートルほどの高さの塀から、街灯へジャンプ。

そのまま、住宅街に消えていった。

サルは13日の朝から、大阪・豊中市内で目撃され、警察には30件以上の目撃情報が寄せられている。

そして徐々に南下したサルは、およそ8km余り移動した可能性がある。

さらに、屋根の上で周囲を見渡す。

午後2時過ぎ、マンションに姿を現したサルは...。

マンションの手すりをゆっくりと進み、さらに、移動に疲れたのか、眠そうな表情を浮かべていた。

普段、野生のサルを見かけないという近隣の住民も、不安な様子。

住民「(このへんでサルが出たことは?)そんなこと全然ないですね。怖いですよ。こんなところまで来るとはね」

専門家によると、このサルは、オスのニホンザルとみられ、新たな群れを探し移動する習性があるという。

兵庫県立大学 自然・環境科学研究所 森光由樹准教授「秋に群れを探して活発に動くっていうのが、まずひとつのピーク。春から初夏にかけて群れから離れていく、2つの行動パターンがある」

今後、群れから離れた野生のサルが、市街地に来ることが増える可能性もあるという。

今のところ、人に危害を加えた情報はないが、警察はサルを見かけても近づかないよう、注意を呼びかけている。

(FNNプライムオンライン3月15日掲載。元記事はこちら

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