ガーシー容疑者に逮捕状 帰国二転三転「証拠隠滅のおそれ」
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16日に逮捕状が出されたガーシー容疑者。
日本に帰る意思がないと表明した。
議員の身分を15日に失ったばかりの、ガーシーこと、東谷義和元参院議員(51)。
わずか1日で、容疑者となった。
ガーシー容疑者(15日)「僕という人間が、きょう除名されて終わって、これからどんどん尻すぼみで、話題にも上がらなくなってくると思うんですけど」
こうした本人の予言とは裏腹に、16日、常習的脅迫などの疑いで逮捕状が出された。
逮捕状が出されることを知ったガーシー容疑者は、日本時間午後2時ごろ、SNSで次のような心境を明かした。
ガーシー容疑者「命取られるわけじゃあるまいし、死ぬこと以外はかすり傷だって、オレもそう思いますわ、ホンマに。これからは、違った形でオレは戦わなきゃいけない。国家権力という大きな力に」
捜査関係者によると、ガーシー容疑者と会社経営者の40歳の男は2022年、SNSの配信動画を通じ、俳優の綾野剛さんやジュエリーデザイナーの福谷公男さんらを常習的に脅迫した疑いが持たれている。
FNNは、今週、刑事告訴した福谷さんを取材した。
福谷公男さん(3月13日)「事実無根のことを配信されて、脅迫行為もありましたので、わたしとしては、(事業を)撤退するしか方法はなかった」
警視庁が捜査に着手したあとも、ガーシー容疑者は、SNSの配信を通じ、福谷さんを非難する発言をしている。
ガーシー容疑者(2月25日)「自分の子どもや奥さんにどんだけ迷惑かけるかってこと考えろカス、お前。わかってるなお前、ワレの写真、キッチリ上げたるからなお前、ホンマにバカ!」
その一方で、日本への帰国に関しては、帰る・帰らないと、態度を二転三転させてきたガーシー容疑者。
滞在先のドバイで、FNNがこれまで複数回にわたって行ってきた単独インタビューでは、捜査の動きへの警戒感を示してきた。
ガーシー容疑者(2月22日)「警察の動きがおかしすぎる。日本に帰って、オレが無事に済むのかって」
ガーシー容疑者(3月8日)「警察の言っていることがよくわからない部分がいっぱいあるから。そりゃビビるでしょ。警察に来てって言われて、変な話、市役所とか行くんじゃないので」
そして、逮捕されることを予期しているかのようなコメントもしていた。
ガーシー容疑者(3月4日)「可能性として、オレのことを逮捕しようとする気持ちは90%以上、警察あるやろうな。(警察の)メンツが保たれるような、(逮捕という)形を僕にしてくるんだろうな」
不当逮捕されるおそれがあると言いたいのだろうか。
一方、警視庁は今回、ガーシー容疑者らに逮捕状を請求した経緯について、複数回にわたって要請していた事情聴取に応じず、証拠隠滅や逃走のおそれがあるためとしている。
議員の身分を失ったうえ、逮捕状が出されたガーシー容疑者。
16日午後2時ごろ、日本に帰国する考えはないことを表明した。
ガーシー容疑者「もう別に日本に帰らないでええわって意識を持ってやっているから、俺は帰りません」
そのうえで、捜査の手を逃れるためか、引っ越しをすることも明らかにした。
ガーシー容疑者「きのうの夜のうちに、パッキングとかいろいろ済ませたからね。もうね、引っ越しのプロやで、オレは」
警視庁は今後、警察庁を通じて、外務省にパスポートの返納命令を要請するとともに、ガーシー容疑者ら2人を、国際手配する方針。
(FNNプライムオンライン3月16日掲載。元記事はこちら)
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