「カルディ」運営会社が下請法違反 67社に1366万円を不当負担 公取委が勧告

経済・ビジネス

公正取引委員会は、コーヒーや輸入食材などを販売する「カルディ」の運営会社に対し、下請法違反で是正を求める勧告をした。

納品時の必要な検査をせずに「商品の箱がつぶれている」などの理由で、本来返品できない商品を返品していたという
納品時の必要な検査をせずに「商品の箱がつぶれている」などの理由で、本来返品できない商品を返品していたという

公正取引委員会によると、「カルディコーヒーファーム」を運営する「キャメル珈琲」は、下請け事業者から商品が納品される際の必要な検査をせずに、「商品の箱がつぶれている」などの理由で本来返品できない商品を返品していたという。

返品作業にかかる人件費や保管費などを「契約不適合商品処理負担金」として負担させていた
返品作業にかかる人件費や保管費などを「契約不適合商品処理負担金」として負担させていた

また、返品作業にかかる人件費や保管費などを「契約不適合商品処理負担金」として負担させるなど、下請け事業者67社に対し、あわせて1366万円を不当に支払わせていたとしている。

キャメル珈琲は、不当に負担させた金額について「返還する手続きを進めている」とコメント
キャメル珈琲は、不当に負担させた金額について「返還する手続きを進めている」とコメント

公正取引委員会は、こうした行為が下請法違反にあたるとして是正を求める勧告を出し、「キャメル珈琲」は、不当に負担させた金額について「返還する手続きを進めている」とコメントしている。

(FNNプライムオンライン3月17日掲載。元記事はこちら

https://www.fnn.jp/

[© Fuji News Network, Inc. All rights reserved.]

FNNニュース