“金庫番”の26歳女を強制送還 フィリピン特殊詐欺G解明へ
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真っ白なスウェットに身を包み、報道陣に向かって小さく頭を下げた女。
フィリピンを拠点とした特殊詐欺グループ内で、うその電話をかける「かけ子」役だったとみられる山田李沙容疑者(26)。
山田容疑者は、2019年に金融庁の職員などを装って、東京都内の高齢女性からキャッシュカードを盗んだとして、フィリピンから移送される機内で逮捕された。
17日朝、マニラの収容所を出てきた際には、白いフードをかぶり、報道陣のカメラを避けるような様子を見せていた山田容疑者。
成田空港に到着してからは、航空機から出てきた時や警察車両に乗り込む際など、あわせて3回にわたり頭を下げた。
山田容疑者は、一連の広域強盗事件の指示役とされる渡辺優樹容疑者らの特殊詐欺グループの「かけ子」とみられている。
またフィリピン当局は、山田容疑者が、渡辺容疑者の金を管理する“金庫番”とみて調べていた。
このグループは、2019年にフィリピン当局に摘発されたが、山田容疑者は逮捕を免れ、現地で逃亡生活を送っていた。
しかし、2023年1月、身柄を拘束され、入管施設に収容されていた。
警視庁は、渡辺容疑者ら4人が、一連の広域強盗事件にも、指示役として関与しているとみて、捜査している。
(FNNプライムオンライン3月17日掲載。元記事はこちら)
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