スナックのママたちも“一肌脱いだ” 神戸の夜を盛り上げる「こたつナイト」 市が企画【兵庫発】

地域 旅と暮らし

神戸の街の真ん中に、なぜか「こたつ」が登場した。夜の神戸の人気スポットになるのか。夜になり、風も冷たくなってきた神戸の中心・旧居留地を取材した。

旧居留地の真ん中に“こたつ”登場

そこに突如、ネオン輝く空間が出現!昭和レトロな雰囲気の中でみなさん…「こたつ」を囲んでいる。


これは、2月から始まったその名も「こたつナイト」。アーティストの生演奏を聞きながらドリンクを飲んだり…非日常の空間を楽しむことができる。


参加者:
ちょっと不思議な感覚ですけど、温まって飲めるのは嬉しい

観光地の神戸 夜になるとめっきり人が少なく…

観光地として昼間はにぎわう神戸だが…実は、新型コロナの影響もあって夜になると、めっきり人が少なくなるのが悩みの種だった。


土曜日の夕方と夜を比べてみても、午後4時すぎは人手があるが…


午後9時すぎにはまばらに。その差は一目瞭然だ。


西宮市からの参加者:
商店街とかお店、神戸は8時に閉まっちゃうじゃないですか。大阪だと9時以降も開いてるとこあるので。神戸は物足りないなって帰っちゃうことが多いです


アフターコロナに向けて、かつての活気ある夜の神戸を取り戻したい。そこで、神戸市がその魅力を知ってもらおうと企画したのが「こたつナイト」だ。


神戸市経済観光局・観光企画課 和田大輔 担当係長:
夜の街でもおいしいレストランがあったりとか、スナックやバーもあれば…神戸ならではのジャズもございますし、神戸をゆっくり楽しんでいただければなと思う


スナックのママたちが教える“夜の神戸”

神戸市の依頼を受け、“一肌脱いだ”のが夜のにぎわいに欠かせないこの方たち。 


会場のアナウンス:
みちよママ~

「は~い」と、みちよママが手を挙げて答える。そう、スナックのママたちが、軽快なトークの「こたつスナック」で“おもてなし”をする。


参加者とママがトーク中:
この辺やったら、メリケンパーク、ハーバーランド、映画もあるしご飯食べられるし

神戸の街を知り尽くしたママたちは、神戸の観光地などをレクチャーしつつ、これまでスナックに行く機会のなかった人たちにその魅力もPR。

のりこママ:
ちょっとのぞいて、ちょっと嫌だなこの店と思ったら「イヤ間違えました」って言えばいいし


スナックのママの話を聞いて興味を持った、この3人は、早速、初めてのスナックへ!…ごはんスナック「さといも」へ入る。


この店は、さとみママのお店。カウンターで常連さんたちに優しく出迎えてくれて一安心。


常連さんたち:
ボトルキープしてるんで飲みに来たりしてます、キープするには100回通わないとダメなんですよ
嘘を教えるなって(笑)


すっかり打ち解けて、みなさん、常連たちとカラオケで盛り上がった。


「さといも」さとみママ:
女性が来てくれたらほかのお客さんも喜んでますし…業界全体が盛り上がったらうれしいです


こたつナイトから初スナックの参加者たちは:
まだまだ知らない神戸がいっぱいあるなって思ったし、ほかの友達にも魅力を伝えられたらいいなと思いました

すごく話かけてもらえたし、いろんな話聞けたのがすごく楽しくて
(Q.どんな話したんですか?)
どんな話しましたっけ?


こたつで始まる夜の神戸。まだまだ、隠れた魅力がありそうだ。  

(関西テレビ「報道ランナー」2023年3月9日放送)

(FNNプライムオンライン3月18日掲載。元記事はこちら

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