閣僚交え初の「政府間協議」 日独首脳 経済安保で連携

政治・外交


岸田首相と来日中のドイツのショルツ首相は、両国の閣僚も交えた初めての「政府間協議」で、中国への対応を念頭に、経済安全保障分野での連携を確認した。

岸田首相「経済的威圧、国家主導の不正な技術獲得の動きや、非市場的政策・慣行に対抗するために協力していくことを確認した」

日本とドイツによる初の政府間協議には、両首脳に加え、財務や外務、防衛などそれぞれ6人の閣僚が出席した。

中心の議題は経済安保で、「安全で強靱(きょうじん)なグローバルサプライチェーン(世界的供給網)の構築」のため、「鉱物資源、半導体、電池を含む戦略的部門における協力を強化すること」などで一致した。

協議後の共同会見で、岸田首相は「特定の国に過度に依存することが様々な問題を引き起こした」と述べていて、先端技術などの「脱・中国依存」に向け、日独が足並みをそろえた形。

また、協議に先立つ首脳会談では、厳しい対ロシア制裁と強力なウクライナ支援の継続などを確認した。

(FNNプライムオンライン3月19日掲載。元記事はこちら

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