スノーシューの動画生配信 長野県駒ケ根市の中ア千畳敷から

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眼前の中央アルプスの山峰を背景にスノーシューで千畳敷を歩いた小学生の姉妹ら
眼前の中央アルプスの山峰を背景にスノーシューで千畳敷を歩いた小学生の姉妹ら

中央アルプス観光(駒ケ根市)は30日、スノーシュー(西洋かんじき)を紹介する動画を中ア千畳敷(標高約2600メートル)からオンライン配信した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い企画した新たな取り組み。スキーや冬山登山以外での白銀の世界の楽しみ方をアピールした。

同社は例年、都市部のイベントにブースを出展するなどして中アの魅力を多くの人に知ってもらおうと活動しているが、長引くコロナ禍の影響で人と対面しての活動が難しくなっている。そのためオンライン配信を計画。同社が千畳敷の来訪者向けに体験プランを提供しているスノーシューをアピールすることにした。希望者は動画・写真共有サイトなどで視聴した。

配信では同社の担当者がスノーシューについて説明し、「小さな子どもから大人まで、技術がなくても誰でも手軽に楽しめる」と話した。その後、市内に住む小学生の姉妹らが千畳敷に2メートル以上積もった雪の上をスノーシューで歩き回った。気温は氷点下15度と非常に寒い環境下だったが、東側に望む南アルプスを眺めながら坂道を下るなどして元気にスノーシューを使いこなしていた。

「スノーシューで雪の上を歩く感触が新鮮でよかった。友達とも一緒にやりたい」と顔をほころばせていた。

配信には駒ケ根市観光課が協力。宝剣岳を背景に、市職員や市PRキャラクター「こまかっぱ」らが駒ケ根や中アについてよく知らない視聴者向けに基礎的な知識を紹介した。

(長野日報社/全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合、元記事はこちら

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