人形2千体を焼納供養
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和歌山県田辺市古尾の八立稲神社で3日、人形の供養式があり、約2千体の人形が炎に包まれた。
昭和の中頃、神社裏に捨てられていた人形を燃やして供養したのが始まり。現在は紀南を中心に県内から人形を供養してほしいという依頼があるという。
1年間に持ち込まれたひな人形や五月人形が並ぶ境内で、同神社の長澤好晃宮司(56)が神事を執り行い、総代らがお神酒や塩、米を人形の周りにかけ、火を放つと勢いよく燃え上がった。
初節句の祝いでもらった人形を供養したという地元の北川佳子さん(60)は「60歳という節目に供養したいと思った。燃えていくのを見て感慨深いものがあった」と話した。
龍田良子総代長(76)は「処分に困っていた人が供養してもらってほっとしたという声が多い。供養を希望する場合は連絡してほしい」と呼び掛けている
(紀伊民報社/全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合、元記事はこちら)
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