満開の高遠桜をVRで 長野県伊那市観光協会ゴーグルキット販売
Newsfrom Japan
社会 旅と暮らし- English
- 日本語
- 简体字
- 繁體字
- Français
- Español
- العربية
- Русский
伊那市観光協会は、高遠城址公園(同市高遠町)の満開のタカトオコヒガンザクラをVR(仮想現実)映像で見られるスマートフォン用のゴーグルキットの販売を始めた。昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため閉鎖された同公園の桜を、360度全方位カメラで撮影。園内を散策しているような臨場感あふれる映像で”お花見”を楽しむことができる。
同公園は約1500本のタカトオコヒガンザクラが植わり、「天下第一の桜」と称される桜の名所。しかし、新型コロナの感染拡大を受けて市は昨年4月の「高遠城址公園さくら祭り」を中止し、公園の閉鎖もした。
同協会では人知れず見事に咲き誇る桜を特別に撮影。その圧巻の美しさをVRで見てもらおうと、ゴーグルキットの販売を決めた。
キットは段ボール製で、組み立てて使う。スマホで付属のQRコードを読み取り、ゴーグル内にセット。再生すると映像が映し出される。目線に合わせて映像が動く仕組みで、園内での花見を疑似体験できる。
例年は大勢の観桜客でにぎわう同公園だが、閉鎖された昨年は屋台やちょうちんなどもなく、本来の桜の美しさが楽しめる貴重な映像となっている。 同協会は「コロナ禍で外出や遠出が難しい中で、いつでもどこでも見られるバーチャルお花見を楽しんで」とPRしている。
キットは1個1000円(税込み)。市役所2階の同協会窓口で購入できる。郵送販売(送料1個370円)も行っている。
問い合わせは同協会(電話0265・78・4111)へ。
(長野日報社/全国12新聞社加盟 全国郷土紙連合、元記事はこちら)
[Copyright The Nagano Nippo/Kyodoshi conference. All rights reserved.]